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KDDI、核融合発電の「Helical Fusion」へ出資

 KDDIは、環境課題に取り組むスタートアップ企業に出資を行う「KDDI Green Partners Fund」を通じて「Helical Fusion (ヘリカル フュージョン)」に出資した。「Helical Fusion」は、二酸化炭素を排出しない核融合発電の早期実現に取り組んでいる。

 核融合とは、太陽などの星々で行われているエネルギーを生み出す反応で、軽い原子核同士が融合し、より重い原子核に変わる反応。

 その核融合を人間の手で生み出し発電などに使用することを目指し、核融合エネルギーの研究開発が進められている。

 核融合エネルギーの特長として、KDDIでは、水素の同位体を燃料とすることから資源が海水中に豊富にあることや、二酸化炭素を排出しないこと、原子炉とは異なり高レベル放射性廃棄物が発生しないので安全対策が容易であることなどが挙げられる。

 KDDIは、今後も「KDDI Green Partners Fund」の活動を通して、カーボンニュートラルの実現を目指すスタートアップ企業を支援し、持続可能な世界の実現に向けた取り組みを続けていくという。