KDDIとVFRが業務提携契約を締結・出資

　KDDIは、ドローン事業拡大とドローンの社会実装の推進を目的として、VFRと業務提携契約を締結した。

　あわせて、有望なベンチャー企業との新たな事業共創を目的とした、「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じて、VFRに出資した。

　VFRは、「技術と情熱で、人と社会の可能性を切り拓く」をビジョンに掲げ、2020年3月にVAIOの子会社として設立。VAIOがパソコン事業で培った高度な設計・製造技術や国内外のサプライチェーンのマネジメント能力などをドローンにおいても有効に活用している。

　両社は今後、ドローンがあらゆる場面で活躍できる社会の実現に向け、スマートドローン対応機体の品質向上や、機体開発における通信モジュールの組み込み支援、国内におけるドローン保守運用体制の構築などを目指す。

　なお、スマートドローンとは、スマートフォンと同じモバイル通信に対応し、遠隔制御による安全な長距離飛行が可能なドローンサービスのこと。遠隔監視操作により、人に代わり荷物を運んだり、建設、農業、インフラ、災害の状況をリアルタイムに把握できる。