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PayPay、2022年度上期の取り組みと主要指標の推移を発表

 PayPayは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」における、主要指標の推移および2022年度上期に実施した主な取り組みについて発表した。

登録ユーザー数、決済回数の推移

登録ユーザー数の推移
決済回数の推移

 「PayPay」の登録ユーザー数、決済回数は昨年度に引き続き伸長している。登録ユーザー数は2022年9月時点で5100万人を突破した。決済回数は2022年4月から9月までの半年間で23億回を突破し、前年同期比約1.4倍となった。現在のPayPayポイントユーザー数は、延べ1.6億人以上とされる。

金融サービスのミニアプリを強化

 2022年8月から、有価証券の買付や売却が行える「PayPay資産運用」と、振り込みなどのサービスをPayPayアプリから利用できる「PayPay銀行」の提供を開始した。

 「PayPay」のミニアプリとして、PayPayアプリで疑似運用体験ができるサービス「ポイント運用に「金コース」が追加された。2020年4月のサービス提供開始からおよそ2年半で700万運用者を突破した。

ミニアプリに新サービス「吉野家テイクアウト」「TOHOシネマズ」「シェアサイクル」を追加

 テイクアウトサービスを利用できる「吉野家テイクアウト」、映画のチケットが購入できる「TOHOシネマズ」、シェアサイクルサービスを利用できる「シェアサイクル」を、「PayPay」のミニアプリとして追加した。

「PayPayほけん」、提供開始から10カ月で加入件数100万件を突破

 保険商品に加入できるミニアプリ「PayPayほけん」の提供を2021年12月に開始し、提供開始から約10カ月後の2022年10月14日に累計加入件数が100万件を突破した。

 2022年4月には、「PayPayほけん」で熱中症に特化した保険商品である「熱中症お見舞い金」の提供を開始した。

 さらに、「あんしんドライブ」の加入件数が、2021年12月の販売開始から10カ月で25万件を突破した。2022年10月1日以降に補償が始まる契約から、「あんしんドライブ」の保険料は値下げされた。

「PayPayクーポン」のネット利用・注文対応や「オートチャージ機能」の改善

 2022年7月1日から、加盟店が任意でPayPayポイントの付与を設定できる「PayPayクーポン」がネット利用・注文で利用できるようになった。「PayPayクーポン」の利用者数は、2022年10月時点で1200万人を突破した。

 2022年6月1日から、「PayPay」の「オートチャージ機能」において、残高を上回る決済時、自動的にチャージされるようになった。決済エラーが減少し、利便性が向上したという。

PayPayカードを完全子会社化

 2022年2月には、「PayPay」と「PayPayカード」を連携させることで、「PayPay」で利用した金額を翌月まとめて支払えるサービス「PayPayあと払い」を開始した。2022年10月1日にPayPayカードを完全子会社化したことで、利便性の向上が期待される。

 なお「PayPayカード」は、デザイン性やサービス全体のUI、UXが評価され、「2022年度グッドデザイン賞」を受賞した。

Amazonで「PayPay」が利用可能に

 2022年5月10日に、「Amazon.co.jp」の決済方法として「PayPay」が利用可能になった。買い物の際に、ユーザーは「PayPayポイント」と「Amazonポイント」との両方を獲得できる。

 6月からは「Amaoznプライム」の会員費、10月には「Kindle本」の決済にも対応した。

「セブン-イレブンアプリ」と「PayPay」を連携したユーザーが820万人を突破

 2022年9月末に、「セブン-イレブンアプリ」と「PayPay」の連携ユーザーが820万人を超えた。「セブン-イレブンアプリ」と連携したキャンペーンとして、2022年3月~4月に「セブン-イレブンアプリで当たる!ペイペイジャンボ」、9月に「セブン-イレブン PayPayお買い得市」を実施した。

「あなたのまちを応援プロジェクト」を拡大、46都道府県で延べ667キャンペーン

 「あなたのまちを応援プロジェクト」を拡大し、2022年9月時点で46都道府県379自治体でのべ667キャンペーンが決定した。

 地域経済の活性化策として「PayPay」を活用することで、自治体は地域振興券や商品券などの発行や換金、印刷、郵送などが不要になる。さらに、利用者は商品券の購入のために出かける必要がなくなる。

「夏のPayPay祭」を実施

 2022年7月1日~8月31日まで、全国のPayPay加盟店とオンラインショップでお得に買い物ができるキャンペーン「夏のPayPay祭」を実施した。期間中、PayPayによる「日本全国全額チャンス!ペイペイジャンボ」、ヤフーやソフトバンクによるキャンペーンも実施した。

「マイナポイント事業」における「PayPay」登録者が1000万人を突破

 総務省が実施する「マイナポイント事業」において、2022年9月に「PayPay」への登録者が1000万人を突破し、ポイント付与権利総額が1300億円分を超えた。

 マイナポイントの利用状況に関する調査において、「マイナポイント第1弾」に続き、「マイナポイント第2弾」においても、「PayPay」が登録者数No.1を獲得した。

本人確認実施を強化、本人確認を完了したユーザーが1170万人を突破

 2022年4月20日に、運転免許証のICチップを利用した本人確認を導入した。取り組み強化の一環として、2022年6月に「本人確認すると参加できる!総額10億ポイントくじ」を実施し、7月には本人確認を完了したユーザーが1000万人を突破した。現在は1170万人を超えている。

不正利用対策

 不正利用対策として、連携する金融機関との協力をはじめ、システムによる不正検知や24時間365日の監視を実施している。2022年1月から6月における「PayPay」の不正発生率は、0.001%であった。

 さらに、2019年8月から被害にあった場合の全額補償制度を設けている。2022年9月には、クレジットカードの本人認証サービス「3Dセキュア2.0」にも対応した。