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「Kindle Scribe」登場、手書き入力できる電子書籍デバイス

 アマゾンジャパンは、電子書籍デバイスであるKindleシリーズの最新製品として、「Kindle Scribe(キンドル スクライブ)」を発表した。予約受付は29日から開始される。価格は4万7980円~。年内の出荷開始が予定されている。

 「Kindle Scribeは、フロントライトを備える10.2インチ(解像度300ppi)の電子ペーパーディスプレイを搭載。これは、Kindleシリーズ史上最大の画面サイズ。大きな特徴として、「スタンダードペン」または「プレミアムペン」が同梱される。ディスプレイにペンを走らせると、紙のような書き心地を実現しているという。

ペンを使った機能

 ペアリングや充電が不要なペンで、電子書籍を読んでいる際に手書きで付箋を追加したり、PDFなどへ書き込んだり、ノートやToDoリストの作成などができる。

 付箋機能は新たに開発されたもの。メモは自動的に1カ所に保存され、一括で確認したりエクスポートしたりできる。メモやノート、ToDoリストなどはすべて自動的にクラウドへバックアップされる。保存した手書きデータは、今後、Kindleアプリからもアクセスできるようになる予定。

 従来からある「Send to Kindle」という機能を活用して、スマートフォンやパソコンからPDFやdocx形式のデータをKindleに転送して見ることに加え、PDFファイルへ書き込んだり、Word文書などに付箋を追加できるという。

 同梱されるペンでの入力では、手書き文字の太さの調整、マーカーとしての入力や消しゴムでの利用、「元に戻す」といった機能が使える。「プレミアムペン」であれば、カスタマイズ可能なショートカットボタンが用意されており、消しゴム、マーカー、付箋追加などを割り当てられる。

価格

 価格は、ペンの種類とストレージ容量によって異なる。スタンダードペン付きは16GB版のみラインアップされ、4万7980円となる。

 プレミアムペン付きは16GB、32GB、64GBの3種類をラインアップ。価格は、16GB版が5万1980円、32GBが5万4980円、64GB版が5万9980円。

 別売りのアクセサリーとしてファブリックカバー、 レザーカバー、プレミアムレザーカバーが用意される。