OPPO、ハイエンド新モデル「Find X5 Pro」「Find X5」を発表

　OPPOは、グローバルで、フラッグシップスマートフォンの新モデル「Find X5シリーズ」を発表した。

　Find X5 Pro（1299ユーロ、約16.7万円）とFind X5（999ユーロ、約13万円）がラインアップされ、どちらもグローバルでは3月14日に発売される。

Find X5 Pro

　Find X5シリーズは、夜間の動画撮影性能を向上させ、高い処理能力や、急速充電性能などを誇る5Gスマートフォンとなる。

カメラ機能

　「夜間の動画撮影は、スマートフォンにとって大きな課題だった」とする同社では、Find X5シリーズにおいて、専用のイメージングNPU（機械学習/AI処理特化のプロセッサー）である「MariSilicon X」を新設計。

　6nmプロセスで設計された「MariSilicon X」、OPPOの研究機関によりAIノイズ低減（AINR）アルゴリズムを処理でき、より細かなディティールの再現や、肌など正確な色の表現を実現しつつ、フレームごとのノイズをピクセル単位で検出してノイズを抑える。

　これにより夜間の動画撮影は、ノイズを少なく、より正確な色でありながら、4Kサイズで記録できるようになったという。OPPOでは、「Androidスマホで初めて」と夜間の動画撮影の優秀さをアピールする。

　カメラメーカーのHASSELBLAD（ハッセルブラッド）と共同開発されたFind X5 Proカメラのうち、ワイドカメラと超広角カメラは、どちらもソニー製の50MP（5000万画素）センサーである「IMX766」を採用。そのサイズは1/1.56インチ、ビニング後の画素サイズは2umという。

　広角カメラは、5軸光学手ブレ補正を採用。独自のアルゴリズムとの組み合わせにより、写真や動画を撮影する際、手ブレ低減に加えて、ノイズを抑え、鮮明な撮影を実現する。

　インカメラのセンサーもソニー製である「IMX709」を採用。MariSilicon Xを活用して、より美しく自撮りを楽しめるようにしている。また。自撮りする際に、突然、友人が一緒に写ろうとする、といった場面で、自動的に撮影範囲を80度→90度へ切り替えるという機能も用意されている。

Find X5 Pro

　Find X5 Proでは、セラミックホワイトとグレージュブラックの2色がラインアップされる。シームレスなセラミックバックパネルは、従来のガラスパネルに比べて2倍の強度を持ち、放熱効果も2倍とうたう。IP68に準拠した防滴、防水、防塵性能もサポート。

　「Find X5 Pro」は、6.7インチ、解像度が3216×1440ピクセル、最大120Hz駆動というAMOLEDディスプレイを備える。滑らかで背面～前面まで、緩やかにカーブする。P3色域を100％カバーする10bit対応で10億色以上の色を表現できる。タッチサンプリングレートは最大240Hz。カバーガラスはコーニング製のGorilla Glass Victus。

　また、マルチブライトネス・カラーキャリブレーションにより、薄暗い照明の下や、明るい夏の空の下でも、一貫した色で表示する。

ColorOS 12.1

　ソフトウェアプラットフォームにAndroid 12を搭載し、ユーザーインターフェイスに「ColorOS 12.1」が組み込まれている。

　「ColorOS 12.1」では、新たに、「マルチスクリーンコネクト」が用意され、Windowsパソコンとつないで、シームレスに操作できるという。

Find X5

　同時に発表された「Find X5」は、フロストマットガラスと耐指紋性シャーシを採用。ブラックとホワイトの2色展開となる。

　カメラは、「IMX766」センサーを採用し、6.5インチ、120Hz駆動のディスプレイや、80W SUPERVOOCの充電、30W AIRVOOCワイヤレス充電といった特徴を備える。

Find X5