ドコモとJFEエンジニアリングがDXソリューション創出・事業化の共同検討で合意

　NTTドコモとJFEエンジニアリングは、高速通信システムを活用したプラントの建設や操業・メンテナンス（以下、「O&M」）の無人化・省人化を実現に向けたDXソリューションの創出を目的として、技術開発から実証、事業化までを共同検討することに合意した。

　両社は、プラントの建設やO&Mの現場における遠隔操作や自動運転システムの構築に向け、今後実物大のプラントにドコモの5Gの通信環境を整備し、新技術の実証を行う「5G Innovation Plant」の開設を予定している。

　「5G Innovation Plant」はJFEエンジニアリングの横浜本社構内に建設され、2021年度内にオープン予定。ドローン、自走ロボット、各種センサー・カメラなどのデバイス、高速通信網、アプリケーションなど、稼働中のプラントと同等な条件でさまざまな実証が行えるという。

　また、「5G Innovation Plant」は、プラントの建設やO&Mの無人化・省人化に関連する技術やノウハウを持つ他の企業なども検証に取り組める場としており、開発した製品のデモやPRが可能となる。

　同時に、「ドコモ5G DX スクエア」のプラントDX創出に向けた専門拠点としても活用予定。「ドコモ5G DX スクエア」とは、地域のDX推進やイノベーション推進を目的として、同社の5Gエリアにおいて、「映像・AI」、「XR」、「ロボティクス」などの先進技術を活用したソリューションを体験・実験できる拠点のこと。