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Google Meet、主催者が参加者のマイク・カメラを無効化する新機能

 グーグル(Google)は、ビデオ会議ツール「Google Meet」のホスト(主催者)が、他の参加者のマイクやカメラを無効化したり、主催者側で有効にするまで、参加者が無効化を解除できないようにする新機能をGoogle Workspace向けに追加した。

 同機能により、会議の主催者は迷惑行為を行う参加者向けの対応など、出席者によってさまざまなレベルの参加を細かくコントロールできるようになる。

古いアプリでは会議に参加できず

 マイクおよびカメラの無効化に対応していないAndroidまたはiOSアプリを使用する参加者は、主催者がいずれかのロックを有効にすると、会議から削除される。これらの参加者がロックが有効になっている会議に参加しようとすると、アプリをアップデートするか、別のデバイスで会議を参加するように求められる。

 主催者がマイクおよびカメラの無効化を解除すると、古いアプリを使っている参加者も会議に参加できるようになる。マイクおよびカメラのロック機能は、Androidスマートフォンでは、Android 6.0以降、iOSでは12以降、Google MeetまたはGmailでは最新バージョンでサポートする。

 メイン会議でホストが設定したマイクおよびカメラのロックは、ブレイクアウトセッションを作成した際も継承される。ブレイクアウトセッションのロック設定を変更しても、その他の会議やメインの会議設定には影響しない。

 同機能は、デフォルトでオフに設定される。会議の主催者は会議中にこの機能を有効にできる。この機能を使用するには、ホスト管理を有効にする必要がある。

 Google Workspaceで即時リリース対象となるドメインは、10月21日より順次利用可能となる。計画的リリースの対象ドメインは、11月1日から最大15日間の間に利用可能となる。対象は、Google Workspaceを利用する全ユーザーと、G Suite BasicおよびBusinessの契約者。