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「arrows We」発表、エントリー5Gスマホで3キャリア発売へ
2021年10月5日 11:19
FCNTは、5G対応のAndroidスマートフォン「arrows We」を発表した。NTTドコモ、au、ソフトバンクで発売される。
日本のデジタル化、5G普及に向けて、より多くの人にとって「使いやすく」「手に取りやすい」モデルと位置づけられる。4000mAhのバッテリーを内蔵し、指紋センサーでスマホ決済アプリを起動できる機能が用意される。チップセットはSnapdragon 480 5G。
3つの特徴
エントリーモデルとして開発された「arrows We」は、処理能力、大容量バッテリー、キャッシュレス決済の使い勝手という3つの特徴を打ち出す。
パフォーマンス
チップセットには、Snapdragon 480 5Gを採用。メモリー(RAM)は4GB、ストレージは64GBで、エントリーモデルらしいスペック。また広角とマクロのデュアルカメラ搭載で、Photoshop Expressモードも利用できる。
チップセットのパフォーマンスとして、5日の発表会では2017年冬モデルの「arrows NX F-01K」と比較。
ミドルレンジの6シリーズである「Snapdragon 660」を採用していた「arrows NX F-01K」よりも、エントリーの4シリーズである「Snapdragon 480」を用いる「arrows We」のCPU能力は約1.5倍、CPU能力は約1.3倍になるという。
比較対象となった「arrows NX」は2017年と4年前の製品。これは、買い替えサイクルが4~5年程度を踏まえたもので、当時のハイエンドモデルを買っていた人にとっても、「arrows We」への乗り換えは快適さが増すというアピールだ。
バッテリー
もっとも重要なポイントのひとつ、と位置づけられるバッテリーは、4000mAhのものが採用される。これはarrowsシリーズ最大容量となる。
朝~夜まで電池切れを心配せずに使えるとのことで、バッテリーの劣化を抑える機能も用意される。
マスクしながらの通話も快適に
ウイズコロナ時代にあわせ、マスクを着用しながらでも通話しやすい機能「マスク通話モード」「はっきりマイク」が用意される。
また、アルコールで拭いても傷まないほか、ハンドソープで丸洗いしても劣化しない。
このほか高さ1.5mからの落下でも破損しないタフネス性能も備える。
このほか、文字などが大きく表示されるシンプルモード、特定アプリの表示オフなどを設定できる「プライバシーモード」が用意される。このうちプライバシーモードは、かつての富士通製携帯電話で人気を得ていたもので、5日の発表でも「大変便利な機能が、arrows Weでリバイバルした」と紹介された。
このほかフィッシング詐欺や迷惑電話などへ対策する機能、緊急時ブザー、ゲームゾーンといった機能も利用できる。
3キャリアで提供
長年ドコモからの提供となっていたが、今回の「arrows We」では久しぶりにauやソフトバンクでも取り扱われることになった。これにあわせカラーバリエーションは7色ラインアップ。キャリアごとに扱われるカラーが異なる。
全キャリア共通カラーはホワイト。
一方、ドコモだけで扱われるのはパープルとネイビー、レッドの3色。このうちレッドはオンライン販売専用となる。
au限定色はローズゴールド、ソフトバンク限定色はターコイズとなる。auとソフトバンクではホワイトに加えて、ブラックもラインアップされる
またau版では、別売りのアクセサリーとして純正ケースや卓上ホルダーをラインアップ。
ソフトバンク版は、物理SIMに加えてeSIMも対応する。
【更新 2021/10/05 13:09】
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