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ヤフー、Jクラブのサポーター同士で防災知識を競い合う「ソナエルJapan杯」

 ヤフーは、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)との共同企画「ソナエルJapan杯」を開始した。同企画では、Jリーグ各クラブのサポーターが「ヤフー防災模試」をスマートフォンで受験し、その受験者数や点数をクラブ間で競い合う。

 本記事では、Jリーグ選手OB会 会長の佐藤寿人氏や、同副会長の中田浩二氏らが出席した報道向け発表会の様子もお届けする。

「ヤフー防災模試」とは

 「ヤフー防災模試」は、25問の模試形式で、災害時に身を守るための知識を学べるコンテンツ。スマートフォンから受験することができ、これまでのべ400万人以上が受験してきた。

 今回の「ソナエルJapan杯」では、防災意識を高めて災害に強い地域を目指すという目的で、「ヤフー防災模試」の「地震編」「台風・豪雨編」を、Jリーグ各クラブのサポーターが受験する。

 受験結果に応じて、それぞれのサポーターが応援するクラブに「勝ち点」が付与され、勝ち点が最も高いクラブが優勝となる。J1~J3の全57クラブが参加し、優勝したクラブには盾が贈呈される。

「ソナエルJapan杯」の概要

参加方法

 「ソナエルJapan杯」へ参加するためには、後述する期間中に「ヤフー防災模試」の「地震編」「台風・豪雨編」を受験する必要がある。

 その後、受験結果が表示される前の画面で、応援しているJクラブの略称とニックネームを入力する。続いて、受験結果の画面下部のボタンから、ハッシュタグ「#備えるが勝ち」とあわせてTwitterへ投稿すると、参加が完了する。

ルール

 参加者の受験結果によって、各Jクラブへ付与される勝ち点が変動する。

 60点未満は勝ち点0、60点以上80点未満は勝ち点1、80点以上は勝ち点3として換算され、その勝ち点を獲得した参加者の数×勝ち点の合計で、クラブ間の勝敗が決定する。

 1日1回までなら、期間中に「ヤフー防災模試」は何度でも受験可能。複数回受験し、より高い点数を取ることで、応援しているクラブの勝利を後押しできる。

スケジュール

 「ソナエルJapan杯」の予選ラウンドは、9月1日15時~12日23時59分まで。「ヤフー防災模試」の「地震編」が対象で、J1~J3の全57クラブを8つのグループに分けて実施する。

 続いて決勝ラウンドは9月17日0時~20日23時59分までとなっており、「ヤフー防災模試」の「台風・豪雨編」が対象。佐藤寿人氏や中田浩二氏ら、元Jリーガーによるチーム「JリーグOB」が決勝ラウンドから参加する。

 最終的な結果は、9月下旬に発表される予定となっている。

関係者によるコメント

 報道向け発表会では、Jリーグのチェアマンを務める村井満氏が登壇した。

 同氏は、Jリーグや各クラブの防災に関する取り組みを紹介しつつ、「日ごろから準備をして知識を持っておくことが、有事の時の正しい対応につながります。皆さんにはぜひ『ヤフー防災模試』に積極的にチャレンジしていただきたいと思います」とコメントした。

村井氏

 内閣府特命担当大臣の棚橋泰文氏は、ビデオメッセージで「私たちの努力によって、災害による被害を減らすことができます。そのためには日ごろから正しい知識を学び、訓練などを通じて災害に備えることが重要です。今回の企画に多くのサッカーファンや国民の皆さんが参加され、自らの命を守るための行動が取れるようになることを願っています」と語った。

棚橋氏

 発表会には佐藤寿人氏と中田浩二氏も出席しており、今回の企画に関する意気込みや思いなどを、真剣な面持ちで語った。

 事前に2人が受けた「ヤフー防災模試」の結果は、佐藤氏が92点、中田氏が45点というもので、佐藤氏が中田氏に対して笑顔で奮起を促す場面も見られた。

佐藤氏
中田氏