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アップル「Apple Design Awards 2021」を発表――「原神」や「リーグ・オブ・レジェンド」など受賞

 米アップルは、現地時間10日に優れたデザインやイノベーションを表彰する「Apple Design Awards 2021」の受賞者を発表した。日本でも馴染みのあるmiHoYoの「原神」やRiot Gamesの「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」などが表彰された。

 「Apple Design Awards 2021」では、世界のデベロッパーのなかから「イノベーション」「ビジュアルとグラフィック」「インタラクション」「喜びと楽しさ」「インクルージョン」「ソーシャルインパクト」の6つのカテゴリーで表彰している。

インクルージョン

左から「Voice Dream Reader」、「HoloVista」

 「インクルージョン」のカテゴリーでは、「多様な背景、能力、言語の人々を支援することによって、すべての人に素晴らしい体験を提供」しているアプリを表彰する。

 今回は、米Voice Dreamのテキスト読み上げアプリ「Voice Dream Reader」と米Aconiteのゲームアプリ「HoloVista」が受賞した。

 「HoloVista」では、モーションコントロールやテキストサイズ、コントラストやサウンドの強度など広範なアクセシビリティ機能に対応している。

喜びと楽しさ

左から「Pok Pok Playroom」、「Little Orpheus」

 印象に残る魅力的な満足感を与えるアプリやゲームを表彰する「喜びと楽しさ」では、ベルギーPok Pokの「Pok Pok Playroom」、英The Chinese Roomの「Little Orpheus」が受賞した。

インタラクション

左から「CARROT Weather」と「Bird Alone」

 プラットフォームに合わせて調整された直感的なインターフェースと簡単な操作性のアプリを選ぶ「インタラクション」では、米GrailrとBrian Mueller氏の天気予報アプリ「CARROT Weather」とカナダGeorge Batchelorの探索型ゲーム「Bird Alone」が表彰された。

ソーシャルインパクト

左から「Be My Eyes」と「Alba」

 このカテゴリーでは、意義深く生活を向上させ、重要な問題を取り上げているアプリが受賞している。

 受賞したデンマークS/I Be My Eyesの「Be My Eyes」は、視覚障がいのあるユーザーや弱視のユーザーが、世界zy痛のボランティアの助けを借りてものの識別を助けるアプリ。

 英ustwo gamesのゲーム「Alba」では、都市開発から野生動物を救うゲームで、ゲームがダウンロードされるたびに、マダガスカルの森林再生プロジェクト支援のため1本植樹される。

ビジュアルとグラフィック

左から「Loóna」と「原神」

 独創的で統一感のあるテーマで、美しいイメージと高品質なアニメーションを特徴とする「ビジュアルとグラフィック」では、ベラルーシLoónaのアプリ「Loóna」と中国miHoYoの「原神」が受賞した。

 「Loóna」はリラックスできるアクティビティ、ストーリー性、雰囲気のあるサウンドを組み合わせた優雅なアニメーションを提供、「原神」は、旨が高鳴る戦闘画面と遠くまで広がる風景で、モバイルゲームのビジュアルの新境地を押し上げているとしている。

イノベーション

左から「NaadSadhana」、「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」

 インドSandeep Ranadeの「NaadSadhana」は、あらゆるジャンルのミュージシャンが国境を超えて音楽の演奏と公開することを支援するミュージックアプリ。7つの音楽ジャンルをサポートし、人工知能(AI)とCore MLによって、ボーカルの節を正確な音符によるフィードバックと伴奏トラックをリアルタイムで生成するという。

 米Riot Gamesの「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」では、複雑なパソコン用ゲームをモバイルですべて体験できるもの。モバイル用に設計されたタッチコントロールなどを通じて、プレイヤーが「リーグ・オブ・レジェンド」の世界に完全に没入できると評価されている。