ニュース

シャオミ、1/1.12型センサーの50MPカメラを備えるハイエンドスマホ「Mi 11 Pro/Ultra」発表、Mi Band 6も

 シャオミは、Androidスマートフォンの最新モデル「Mi 11 Pro」「Mi 11 Ultra」「Mi 11 Lite(青春版)」を発表した。またルーターや、リストバンド型のウェアラブルデバイス「Mi Band 6」も発表された。本稿では中国版の発表をもとにご紹介する。

 日本での販売は触れられていないが、2時間に及んだ29日夜の発表会は日本語での通訳も用意されていた。

Mi 11 Ultra

 最大の特徴となる5000万画素(50MP)カメラは、サムスンと共同開発したセンサー「GN2」を採用する。GN2は、1/1.12型で、同社ではiPhone 12 Proのセンサーサイズ(1/2.55)と比べ、5倍大きいとアピールする。

 大型のセンサーを活かし、0.02ルクスという暗い場面でも明るく撮影できる。64点で測光するdToFセンサーも備える。

 画角128度の超広角カメラは4800万画素(48MP)で、センサーはソニー製の「IMX586」を採用する。

 望遠カメラも同じくIMX586を採用。5倍の光学ズームに加えて、10倍のハイブリッドズーム、最大120倍のデジタルズーム撮影もできる。ズームカメラはペリスコープ(屈曲光学構造)となる。

 カメラでは8Kサイズ、HDR10+対応のの動画を撮影できる。

 背面カメラのすぐ横にはディスプレイが用意され、写真通知やバッテリー残量、時計などを表示できるほか、撮影時のファインダーとして使うこともできる。

 チップセットはSnapdragon 888、ディスプレイは6.81インチ、AMOEDで、120Hz駆動、タッチサンプリングレートが480Hzとなり、その解像度は3200×1440ピクセル。ディスプレイは最大輝度1700nitで、10億色を表現できる。Wi-Fi 6Eもサポートする。ディスプレイ表面はコーニングの最新製品である「Gorilla Glass Victus」を採用する。

 防水防塵(IP68)対応。後述する姉妹モデル「Mi 11 Pro」も同じIP68対応で、世界で一番深いプールという42mの深さでも動作する場面が紹介された。

 バッテリーは5000mAhで、67Wの有線充電と同じく67Wのワイヤレス充電をサポート。36分で100%まで充電できるという。サウンド面ではharman/kardonとコラボ。ディスプレイ下部にスーパーリニアスピーカーユニットを備える。

 ボディカラーは、セラミックホワイト、セラミックブラックの2色がラインアップ。海外では29日より受付が開始され、4月2日に発売される。価格(以下、いずれも中国版)はストレージとメモリーの組み合わせによって異なり、8GB+256GBモデルが5999元(約10万円)、12GB+256GBモデルが6499元(約10万8000円)、12GB+512GBモデルは6999元(約11万7000円)。

Mi 11 Pro

 29日の発表会で最初に紹介された「Mi 11 Pro」は、チップセットや防水防塵などは「Mi 11 Ultra」と同等のスペックで、違いは望遠カメラが最大50倍となるほか、メインカメラ横のディスプレイは用意されていない。

 価格は、8GB+128GBモデルが4999元(約8万3000円)、8GB+256GBモデルが5299元(約8万8000円)、12GB+256GBモデルが5699元(約9万5000円)。

Mi 11 Lite

 Mi 11 Liteは、8GB+128GBモデルが2299元(約3万8000円)、8GB+256GBモデルが2599元(約4万3000円)となる5G対応の廉価モデル。こちらは4月16日に発売される。

 チップセットは、発表されたばかりのSnapdragon 780Gを採用。ディスプレイは6.55インチのAMOLEDで、90Hz駆動となる。

 薄さ7.81mm、重さ159gとなり、6400万画素カメラ、1300万画素超広角カメラ、マクロカメラという3眼構成となる。

Mi Band 6

 HDR表示対応の1.56のAMOLEDディスプレイを備えるMi Band 6は、先代モデルよりも情報表示量が50%増加。50m防水をサポートする。

 ウォッチフェイスも130種類以上用意され、スポンジボブなどのキャラクターのものも用意される。

 30のスポーツの計測に対応し、ランニングやウォーキング、サイクリングなどは自動的に識別して計測してくれる。

 価格は229元(約3800円)、NFC対応版(279元、約4600円)も用意される。