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ドコモとコクヨ、5G通信を活用した新たなチーム内コミュニケーションの実証実験を開始

 NTTドコモとコクヨは、5G通信を活用したオフィスソリューションの実証実験を2月1日に開始した。“ニューノーマル時代の新しい働き方”の創出を狙う。

 インターネットを経由せずにドコモ網の中にクラウド基盤を設置する「ドコモオープンイノベーションクラウド(クラウドダイレクト)」のプラットフォームを活用した取り組み。チームでリモートワークする際にシームレスでハイコンテクストなコミュニケーションの実現を図る。

実験イメージ

 実証実験では、コクヨが企画しソニービジネスソリューションが開発した専用アプリ「ANYBODY ANYWHERE」をドコモ5Gで同プラットフォームに接続し、高画質かつ低遅延で安定した通信や機能などを検証する。実験では、ソニーモバイルの5Gミリ波対応スマートフォン「Xperia PRO」を使用する。

 「ANYBODY ANYWHERE」では、「シングルモード」と「サラウンドモード」の2種類の多人数会議を行う。

 「シングルモード」は、6台の端末を接続し、6画面分割による“多点間通信での高画質かつ低遅延の複数人同時会話”を追求する。

「シングルモード」の実験イメージ

 「サラウンドモード」では、別々の拠点にいる3人が、それぞれ2台の端末を利用し連携させる。それぞれの端末で別のチームメンバーと常時つながっている状態で、濃密なコミュニケーション環境を実現する。

「サラウンドモード」の実験イメージ

 このほか、相手がスタンバイ状態にあるなど相手の気配をさりげなく伝える「アンビエントモード」や、特定の相手に話しかける「PUSH TO TALK」などの機能を検証する。