ソフトバンク、法人向け「Zoom」新規IDが48倍に

　ソフトバンクがパートナー企業として国内法人向けに提供するビデオ会議アプリ「Zoom」の新規ID開通数が、2020年第1四半期、前の期よりも48倍に伸長した。4日、ソフトバンク代表取締役社長の宮内謙氏が決算説明会で明らかにした。

　新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、企業や大学など、さまざまな場で活用されていることが背景にあると宮内氏。あわせて、VPN、電話関連のソリューションも順調に成長していることが明らかにされた。

　宮内氏は「成長するものが、私たちのデジタル社会では、一気に開花する。ペーパーレス、クラウド化を進め成果を実感してきたが、AI、RPAと組み合わせることでさらに構造改革を図れる」と説明。同社自身、営業スタッフ3000人が営業する際も、前年度よりも大幅に接する回数が増えたとのことで、デジタル化に手ごたえを示した。