ニュース

【今日は何の日?】動画配信やビデオ通話など、18年前の最先端FOMA端末をご紹介

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 今日は、18年前に発表されたFOMA対応PDAを取り上げます。

 NTTドコモは、2002年7月9日にPDA一体型のシャープ製FOMA新機種「FOMA SH2101V」を7月16日に発売すると発表しました。

 電話帳やスケジュール、メモ機能などPDAとしての機能はもちろん、テレビ電話機能や映像配信サービス「M-stage visual」に対応しています。

 本体にはキーボードが装備されていますが、3.5インチのタッチパネルディスプレイが採用されており、付属のスタイラスペンで手書きのメモをとることができたようです。

 この機種の特徴として、Bluetooth接続のワイヤレスハンドセットが付属していたこと。本体を閉じた状態での音声通話やビデオ通話に対応していました。また、音楽再生時のリモコンとしても利用可能で、現在のヘッドセットに近い印象を受けます。

 当時小学生だった筆者から見ると、現在のスマートフォンと対して変わらないんじゃないかと思ってしまう。しかし、実情はかなり違っているのでしょう。アプリも自由に入れられないし、ディスプレイの解像度もずいぶんと違うはず……

 それでも当時、FOMAの最先端サービスを楽しめる機種。その独特のフォルムもあって、当時の満足度はもちろん、歴史に残る一台ではないでしょうか。