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【今日は何の日?】将来のスマホを予感させるPDA「インターネット・辞書ザウルス」が発表された日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 ちょうど20年前の2000年7月3日、シャープは当時発売していたPDAのザウルスに電子辞書機能をもたせた「インターネット・辞書ザウルス」を発表しました。

 PDAは携帯情報端末で、スケジュールや住所録、メモなどを取り扱える携帯端末です。当時はインターネットに繋げないPDAもあったようですが、この機種では内蔵辞書に掲載がない専門用語などをインターネット上の辞書にアクセスして検索できる機能がありました。

 この機種では携帯電話に接続して、インターネットにアクセスしていたようです。画面は3.8型のモノクロ液晶を搭載。タッチペンで操作を行います。

 インターネット上には「シャープスペースタウン」が用意され、さまざまな情報や追加ソフトをダウンロードできたようです。電子書籍ソフトもあったようで現在のスマートフォンとかなり近い機能が備えられていました。当時の携帯端末では先陣を切っていたのではないでしょうか。