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【今日は何の日?】ソフトバンク、第26回定時株主総会を開催――孫氏、モバイル社会と自身の今後を語った
2020年6月23日 06:00
2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
今から14年前の2006年6月23日、ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)の第26回定時株主総会が開催された。同年に同社はボーダフォンの買収をしており、モバイル事業参入にあたり約50分の時間を割き説明があった。
ボーダフォン買収の経緯とモバイル社会の将来を示唆
モバイル事業参入にあたっては、孫正義社長(当時、現在はソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長兼CEO、ソフトバンク取締役会長)からブロードバンド事業参入時に先行投資で大赤字になった経験を踏まえ、ゼロからスタートするのではなく買収が最適であると語った。また、音声だけがつながる時代は終わり、様々な情報の送受信や様々な使い方が増えてくるにあたり、ソフトバンクのほうが遥かに潜在力があるとも語った。
また、ヤフー設立時の話から「携帯電話は1人1人が所有しており、携帯電話ユーザーの方が、インターネットコンテンツをたくさん使うという時代がくるのではないか」といった発言や将来的にフルブラウザをすべての端末に搭載する方針などを掲げていた。
孫氏、60代で引退?
総会では、孫氏自身の経営者としての長期的な考え方の質問がでた。孫氏は「私は、19歳の時に、20代で名をあげて、30代で資産を形成し、40代で大勝負に出て、50代で完成させたいと考えた。そして、60代のどこかで次の経営陣にバトンタッチしたいと思っている。もしかしたら、71~72歳になっても、心は60代といって経営をしているかもしれないが(笑)、まだ20年近くあるので引き続きがんばっていきたい」と語った。
1957年8月11日生まれの孫氏は現在62歳。まもなく引退するのか、8年後心は60代として経営をしているのか、今後の孫氏にも注目したいところである。