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【今日は何の日?】2011年の今日、「ATOK for Android」正式版が登場

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

「ATOK for Android」正式版が登場(2011年)

「ATOK for Android」の試用版。今となっては「Androidのマッシュルーム」という響きも懐かしいが、まだ存在はしている

 9年前(2011年)の今日、ジャストシステムは、Androidスマートフォン向けIME「ATOK for Android」の正式版の配信を開始しました。

 ATOKは日本語入力システムとしての歴史が長く、ATOKの前身となる「KTIS」は1983年10月に、PC-100向けのワープロソフト「JS-WORD」(一太郎の前身)にバンドルされて登場しました。Android版の登場も早く、当時はまだGoogle 日本語入力も登場していませんでした。

 その特徴として変換精度や学習能力の高さがよく挙げられますが、環境設定やUIなどのカスタマイズの柔軟性も高く、AndroidのIMEとしては、Google 日本語入力と並んで多くのユーザーが使用している印象です。

 現在は買い切り版の「ATOK for Android」のほか、ATOK Passport会員向けの「ATOK for Android Passport版」、上位版の「ATOK for Android [Professional]」も提供されています。

 なお、Android版のGoogle 日本語入力は、ATOK for Androidの正式リリースから約半年後となる2011年12月にベータ版がリリースされました。