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ファーウェイのアプリ提供サービス、HMSとAppGalleryの状況は
2020年6月2日 14:38
ファーウェイは、P40 Pro 5Gなどの新製品発表会を実施。その中で、他社のAndroidスマートフォンとは異なる新たなアプリ提供の方法として「HMS(Huawei Mobile Services、ファーウェイモバイルサービス)」とアプリストア「AppGallery(アップギャラリー)」の状況を紹介した。
ファーウェイのスマートフォンやタブレットでは、グーグルのサービスを使用せずに、同社独自でアプリを提供している。同社ではグーグルが提供している「GMS(Google Mobile Service)」に代わり、「HMS(Huawei Mobile Services、ファーウェイモバイルサービス)」を提供する。ファーウェイ・ジャパン 吉松 一彦氏によると、170カ国以上でサービス展開しており、月間アクティブユーザーは4億人をこえ、140万人以上がアプリ開発者として登録しているという。
同社独自のミュージックやブラウザなどの機能とは別に、サードパーティ製のアプリはAppGalleryに掲載されている。
AppGalleryは、Google PlayやApp Storeに次ぐアプリマーケットとして成長していっている。また、AppGalleryはインストールして使用するアプリのほか、インストールせずにアプリを楽しめるQuick Appsという種類のアプリがある。
Quick Appsでは、インストール不要でその場で最新バージョンのアプリを楽しめる。スマートフォン本体の容量を専有することもないため、ちょっとした時間でアプリを手軽に楽しむことが出来るとしている。
AppGalleryには、様々なジャンルのアプリがすでに登録されており、LINEなどのSNSやMicrosoft Officeなどの身近なアプリが用意されている。
アプリ開発者には、HMS開発キットを提供しており、実際に6万以上のアプリで利用されているという。
また、アプリ開発者を支援するために「Shining Star Program」を用意する。10億ドルの開発者支援や開発者向けのワンストップサービスプラットフォーム「AppGallery Connect」の提供などを行っており、同社ではアプリ開発者と共にAppGalleryを充実させていきたいとしている。