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モバイルニュースアプリ利用者は5422万人、ICT総研市場実態調査
2020年4月27日 13:30
ICT総研は、モバイル端末でのニュース利用に関する「2020年 モバイルニュースアプリ市場動向調査」の結果を明らかにした。ニュースアプリ利用実態の調査は、関係各社への取材のほか、一般ユーザーへのWebアンケートで実施した。Webアンケートは4月13日～15日に実施し、4102人が回答した。
モバイル端末のニュースの利用をモバイルニュースアプリ、モバイルWebニュースの2種類に分けると、2019年度末時点でのモバイルニュースアプリのアクティブユーザー（月1回以上の利用）は5422万人だった。モバイルWebニュースの利用は3374万人で、合計8796万人がモバイル端末でニュースを閲覧している結果になった。
ICT総研ではニュースアプリの利用率について、近年のモバイル端末の普及と、ニュースアプリの充実により利用者数は年々一定の割合で増加を続けていると分析。また、今後の伸び率は落ち着くとしているが、順調に増加を続け、2020年度末には5627万人、2021年度末には5801万人、2022年度末には5943万人がモバイルニュースアプリを中心としてニュースコンテンツを利用すると予測している。
ニュースアプリ利用率1位は「Yahoo!ニュース」
4102人を対象にしたWebアンケートでは、「1年以内にニュースアプリを利用したことがある」と回答したユーザーは63.3％で、2018年4月の前回調査に比べて4.6ポイント増加した。1年以内に利用したと回答した人の中で「1カ月以内にニュースアプリを利用した」という回答者は約7割となり、多くの利用者がアクティブユーザーであると思われると分析されている。
ポータル系ニュースアプリの利用率は1位が「Yahoo!ニュース」（39.8％）、次いで「スマートニュース」（21.4％）、「LINE NEWS」（17.9％）、「Googleニュース」（16.6％）、「グノシー」（14.6％）と続いた。
新聞系ニュースアプリでは、1位が「日本経済新聞電子版」（6.3％）、次いで「朝日新聞デジタル」（6.0％）、「読売新聞オンライン」（5.1％）となった。
ニュースアプリ満足度1位は「Yahoo!ニュース」、新聞系では日経がトップ
ニュースアプリの利用者満足度を調査すると、ポータル系ニュースアプリは「Yahoo!ニュース」が1位で、僅差で「スマートニュース」が2位になった。新聞系ニュースアプリは「日経新聞電子版」が1位だった。
