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ニュースアプリ利用率は58.7%、ICT総研市場動向調査
2018年5月9日 15:10
ICT総研は2018年 モバイルニュースアプリ市場動向についての調査を実施した。
利用者数の調査ではモバイル端末で主にニュースアプリを利用してニュースを利用するユーザーとモバイル端末でアプリを利用せずに主にニュースサイトを利用するユーザーに分けて調査が行われた。
ニュースアプリを主に利用するユーザーは2016年度末に4000万人を超え、2017年度末には4683万人が利用した。今後は伸び率が落ち着くが、増加を続け2018年度末には5000万人を超えると予測している。今後もブラウザ上でのニュースサイトを閲覧するユーザー数は3000万人以上の規模で安定して推移すると見込みで、ニュースアプリはこれを上回る勢いで成長すると見られている。
利用率1位は「Yahoo!ニュース」
利用率の調査では4月27日~5月2日にインターネットユーザー4036人に対してWebアンケートが実施された。「1年以内にニュースアプリを利用したことがある」とした回答者は58.7%を占め、2017年3月の前回調査に比べて6.3ポイント増加した。1年以内に利用したと回答した人の中で「1カ月以内にニュースアプリを利用した」という回答者は9割近くに達しており、多くの利用者がアクティブユーザーであると思われると分析されている。
ポータル系ニュースアプリの利用率は1位が「Yahoo!ニュース」(27.7%)、次いで「LINE NEWS」(24.6%)になった。新聞系ニュースアプリでは、1位が「朝日新聞デジタル」(7.6%)、次いで「日経新聞電子版」(7.1%)となった。
ポータル系アプリの利用者満足度1位は「スマートニュース」、新聞系1位は「日経電子版」
利用者満足度の調査ではポータル系アプリの満足度1位は「スマートニュース」(74.0ポイント)、次いで「Yahoo!ニュース」(73.0ポイント)になった。新聞系1位は「日経電子版」(72.4ポイント)、次いで「朝日新聞デジタル」(72.2ポイント)となった。
「日経電子版」のメインユーザーは50代
新聞系アプリでは、レポートによれば、日経電子版は50代がメインユーザーであるが、朝日・読売・毎日の利用者は20代が多いという特徴が見られるという。同社では若年層の新聞離れが指摘されていたが、新聞・雑誌記事などを横断的に読むことのできるアプリやサービスも普及しており、アプリを通じて新聞記事を読む10~20代は意外に多いことが分かったと説明する。
調査ではほかにも、利用者の男女比率についてまとめられている。