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シャープ、複数のディスプレイメーカーによる特許権侵害を米国際貿易委員会に調査申し立て

 シャープは4月21日(米国時間)、複数のディスプレイメーカーによる特許権侵害に対し、米国国際貿易委員会(ITC)に、米国関税法337条に基づく侵害調査の開始を申し立てた。

 申し立ては中国Xianyang CaiHong Optoelectronics Technology(咸陽彩虹光電科技有限公司、CHOT)、香港TPV Technology(冠捷科技、TPV)とその子会社、米Vizioに対して行われた。なお、TPVは傘下にAOCなどが入っている。

 CHOTが製造する液晶パネルおよび、TPVとその子会社による行為が、PSA技術やTFT技術、広視野角技術に関連するシャープの米国特許権5件を侵害していると主張。

 また、シャープは当該特許権の満了までの間、CHOTなどの特許権侵害が疑われる製品およびそれらを使用した製品の米国輸入を禁止する限定排除命令、CHOTなどによる米国での当該製品の宣伝・販売を禁止する販売停止命令をITCが出すことも求めている。