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コード決済の加盟店アライアンス「MoPA」が活動終了、LINE Payの方針転換が背景に

 LINE Pay、メルペイ、NTTドコモ、KDDIは、業務提携によって運営されるコード決済の加盟店アライアンス「Mobile Payment Alliance(MoPA)」の業務提携を解消し、活動を終了すると発表した。

 MoPAは、コード決済の加盟店開放の取り組みを推進していくことを目的とした業務提携。2019年3月に、LINE Payとメルペイが設立。6月にはNTTドコモ、9月にはKDDIが参画していた。

 解消に至った理由として、LINE Pay側の今後のサービス方針転換を挙げている。方針転換により、MoPAの掲げる思想と食い違いが発生する可能性が大きいことから、4社で協議の結果、活動を終了することになったという。

 これまでMoPAでは、LINE Payとメルペイ間による加盟店の新規開拓に向けた協業があったが、契約自体は各社個別で締結しており、アクセプタンスマーク(加盟店に掲示する決済サービスのロゴマーク)などの掲示物も各社で提供していたため、解消によるユーザーや加盟店の影響はないという。

 提携は解消するが、4社ともにキャッシュレス推進協議会が策定するコード決済の統一仕様「JPQR」には、引き続き参画していく。