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中学生のスマホ所持率は地域間で大きな差、モバイル社会研究所の調査

 NTTドコモの企業内研究所のモバイル社会研究所は、2019年9月に実施した子どものICT利用に関する調査レポートを発表した。

 同調査によると、小中学生のスマートフォン所有率は関東がおよそ8割、近畿地方が7割、そのほかの地域は約5割という結果になり、大きな地域差が見られた。

モバイル社会研究所 小中学生ICT利用調査 2019より

 また、全国的に中学生になるとスマートフォン所有率が一気に拡大する。関東地方においては、小学1年~3年生のスマートフォン所有率は5%だが、4年生~6年生になると25%に、中学生では81%に達することが分かった。

モバイル社会研究所 小中学生ICT利用調査 2019より

 加えて、保護者に対するアンケートで、スマートフォンまたは携帯電話で10秒間に5文字以上入力できるという中学生は6割~8割。その一方でパソコンでは2~4割とデバイスの違いによる回答の開きが目立った。

 同調査の調査対象は全国の小中学生およびその保護者。有効回答数は1000組の親子で、調査方法は訪問留置調査。