高校バスケをARグラスで観戦、ソフトバンクが5Gプレサービス

　ソフトバンクは、武蔵野の森 総合スポーツプラザ（東京都調布市）で開催される、高校バスケットボールの大会「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の一部の試合で、5Gのプレサービスを提供する。開催期間は12月23日～29日。観戦にはチケットが必要。

タブレットでの配信

　同大会では、5Gネットワークを通じた試合映像や、試合中のスタッツ情報などを会場内のタブレットに配信するサービスを提供する。会場内の天井などに設置したカメラの映像を利用し、選手の位置や、各選手の試合中の得点数などをタブレットに表示する。

ARグラスでの配信

　ほかにも、会場を俯瞰するカメラと多視点のカメラを組み合わせて、ARグラスとスマートフォンを利用し、自由視点で試合観戦をできるサービスも用意する。観客席からの実際の試合の光景に、コートサイドと双方のバスケットゴールの3カ所から撮影された映像が重ねて表示され、視点を切り替えながら観戦できる。

　ARグラスに接続したスマートフォンには、応援ボタンが表示され、ユーザーが押した数に応じて応援ケージが増加し、ARグラスに表示される。ARグラスを装着する他のユーザーにも応援ケージが表示され、応援の量を競い合いながら、観戦を楽しめる。ARグラスによる観戦体験は、2019年8月に行われた5Gプレサービスに引き続き提供する。

配信イメージ

　俯瞰カメラと多視点カメラの映像は、5G基地局から5G端末、Wi-Fiを経由して、ユーザーのタブレットやARグラスに映像が配信される。基地局には、エリクソン製の設備、5G端末には、シャープとソニーモバイル製の実証実験用スマートフォンが活用される。