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電車のデジタル広告、温度・湿度や乗客にあわせた内容に――ドコモなど4社

 NTTドコモ、埼玉高速鉄道、ビズライト・テクノロジー、LIVE BOARDの4社は、鉄道車内向けのデジタルサイネージに関する「ダイナミックDOOH(Digital Out Of Home)事業を進めることで合意した。埼玉高速鉄道の車両へ11月中旬から順次導入され、2020年4月にも全車両へ搭載される。

 4社では、ビズライト・テクノロジーが開発したデジタルサイネージ「ダイナミックビークルスクリーン」を活用。デジタルサイネージにはAIソフトウェアも搭載されており、カメラとセンサーで得た車両内の状態、あるいは、乗客の性別や年代といった情報にあわせて、NTTドコモの通信回線経由で広告を配信する。AIによる解析データをもとに、個人を識別せずに、乗客がどの程度広告に触れたか計測することもできる。

 また外の天気、災害などの情報をリアルタイムに表示することもできる。ゲリラ豪雨の表示、災害発生時の緊急情報の表示などが想定されており、ビズライト・テクノロジーがコンテンツを運用する。今後は5Gでのサービス活用を見据えた実験も検討される。

 あわせて、LIVE BOARDが手がける国内初のインプレッション販売型DOOH広告も表示する。LIVE BOARDでは、ドコモユーザーの利用動向をもとにした「モバイル空間統計」を活用。広告視聴数は、デジタルサイネージ側のカメラで計測して算出する。