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「置き配」ニーズは高いが盗難や個人情報には不安も、ナスタがアンケート実施

 ナスタは、ネットショッピングを利用する男女1000人を対象に「置き配」に関するアンケート調査をインターネット上で実施し、その結果を公表した。

 ナスタの調査結果によると、宅配される荷物を配達員から直接受け取りせずに、指定の場所に置くことで受け取りする「置き配」に対して不安があるか?の質問には、「不安だと思う」が27.0%、「どちらかと言えば不安だと思う」が46.8%で、何らかの不安があるとの回答は73.8%にのぼった。

置き配に対する不安への質問

 具体的な不安は荷物の盗難が59.8%で最も多く、次いで送付状に記載される氏名や荷物の内容、電話番号などが第三者でも確認可能となることで個人情報に関する不安が49.9%、雨天時の水濡れに関する不安が48.5%となった。

 置き配が「普及してほしいと思う」または「どちらかといえば、普及して欲しいと思う」という回答は合計で76.5%。

 置き配がどんなサービスなら使いたいか?という問いには、「防犯性が高い」とした回答が67.9%で最も多く、「簡単に手続ができる」が41.1%、「使い方がわかりやすい」が35.7%と続いた。

置き配の普及への質問

 置き配で荷物を受け取りたい場所に関するアンケートでは、宅配ボックスが58.1%で最多となり、玄関先が37.5%、郵便受けが26.3%で続いた。

置き配の受取場所への質問

 同社は、宅配ボックスは荷物を盗難や雨から守ることができるため、置き配サービスで荷物を受け取りする場所としてニーズが高いと分析する。その反面、宅配ボックスを利用した置き配は、届けられた荷物の有無で形状が変化すると、留守を知らせるサインとなってしまうケースがあるため、より安心して宅配ボックスを通じた置き配を利用できるように、防犯性に優れる宅配ボックスを年内に発表予定という。