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東京五輪に向けた交通規制テスト、「Yahoo!カーナビ」のデータから見た影響は

 7月24日・26日の2日間、東京オリンピック・パラリンピックを想定した交通規制テストが都内で実施された。ヤフーは、カーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」ユーザーの走行データを個人が特定できない形で収集したプローブ情報をもとに、テストが実施された7月24日の交通量を分析。「Yahoo!地図ブログ」で調査結果を公開した。

 今回テストされたのは、道路の混雑が予想される箇所で実効性を伴う通行抑制・通行制限を行うことで、円滑な交通を維持できるとされる「交通システムマネジメント(TSM)」と呼ばれる取り組み。首都高速道路への流入量の調整などが行われた。

 Yahoo!カーナビのデータでは、首都高の中でも上野線、晴海線、目黒線は前週と比較して60%以上交通量が減った。一方で大幅に交通量が増えた路線もあり、規制対象エリアの高速道路・一般道全体では2.2%減だった。

 また、同アプリのユーザー2240人に対する意識調査の結果も公開された。当日の渋滞度について「普段とあまり変わらない・分からなかった」と回答したユーザーが過半数で、「明らかに混んでいた」「若干混んでいた」が37%。Yahoo!地図ブログではユーザーから寄せられたコメントも紹介されている。