ニュース

ゲリラ豪雨を事前予告、平均59分前で精度90%

雨雲の様子をレポートする「ゲリラ豪雨防衛隊」の募集も開始

 ウェザーニューズは、スマートフォン向けアプリ「ウェザーニュース」で「ゲリラ豪雨アラーム」の登録受付および「ゲリラ豪雨防衛隊」の募集を開始した。

 ゲリラ豪雨アラームは、ユーザーの現在地でゲリラ豪雨の危険性がある場合に、スマートフォンにプッシュ通知で通知する。ゲリラ豪雨は予測が難しいが、これまでの実績では90%の確率で予測し、平均して59分前に通知が行えているという。

 同機能はスマートフォンアプリ「ウェザーニュース」の「ゲリラ雷雨Ch.」またはメニュー内の「お天気アラーム」から登録する。機能を有効にするためには、有料登録が必要となる。

 同アプリの雨雲レーダーでは、250mメッシュの高解像度な降水分布を3時間先まで10分間隔で確認でき、一般的な雨雲レーダーと比べて細かく雨雲の動きを予測、表示できる。

250mメッシュで降水量を確認

 ゲリラ豪雨防衛隊は、昨年実績6.2万人のユーザーから、現地の怪しい雲や風などの報告と観測データを組み合わせることで、従来技術では予測が困難なゲリラ豪雨の発生を予測し、いち早く共有・周知する。

ゲリラ豪雨防衛隊のレポートを活用してアラート配信

 現在の予測技術では、ゲリラ豪雨が「今日のお昼頃に東京多摩地方で発生する可能性が高い」と、大まかに予測することは可能ながら「あと1時間以内に東京都新宿区で発生する」という、5~10km単位での予測には、局地的に急発達する雲の様子をリアルタイムかつ詳細に把握する必要があり、ゲリラ豪雨防衛隊の協力で雨雲レーダーに映らない段階から雲を捉えることができる仕組みが非常に有効という。