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電子ペーパー採用で30日間充電いらず、シンプルなスマートウォッチ「GLAGOM ONE」が31日発売
2019年7月24日 18:31
セールス・オンデマンドは、GLAGOM(グラーゴム)のスマートウォッチ「GLAGOM ONE(グラーゴム・ワン)」を7月31日に発売する。予約は24日から公式オンラインストア、アマゾン(Amazon.co.jp)、楽天市場の3カ所で開始される。
価格は2万7000円(税込)。発売を記念して公式ストアでは20%オフ、アマゾンと楽天では20%分のポイントプレゼントキャンペーンを行う。キャンペーン期間は8月12日まで。
使いやすいシンプルなスマートウォッチ
「GLAGOM ONE」は、アナログ時計のようにどんなシーンでも使えるシンプルなデザインとシンプルな機能を搭載した「デザインも機能もミニマルデザイン」なスマートウォッチ。ディスプレイには、E-inkの電子ペーパーを採用し、ホワイトとブラックの2色表示。太陽の下でもしっかりと表示を読み取れる。
また、使用シーンに合わせてディスプレイの表示モードをスケジュールの開始時間を表示するビジネスモード、1日の歩数目標を表示するスポーツモード、10秒ごとにサインが点灯するレジャーモード、ディスプレイに何も表示しない省電力モードの4つに切り替えられる。
スマートウォッチとしての機能は、活動量計、スマートフォンからの通知などユーザーニーズの高い機能に特化し、初めてスマートウォッチに触れる人でも戸惑うことなく使用できるよう配慮された仕上がり。
バッテリーはフル充電で最大30日間。セールス・オンデマンド社内で社員に試用してもらったところバッテリーについての評価がとても高かったという。
時計としてのムーブメントは、日本製クォーツを採用し、スマートウォッチ部分とは別の電池で駆動しており、最長で2年間動作する。
セールス・オンデマンド マーケティンググループ シニアマネージャーの二木晋氏は「2針のアナログ時計とシンプル。装飾などを省いたデザインで末永く使ってもらえるのではないかと思う」と語る。
カラーはブラック、シルバー、ゴールドの3色展開となる。革バンドが1本付属するが、ラグ幅22mmの市販のバンドへ交換できる。
ライフログの記録や、通知の設定などを行う専用のアプリケーションが配信される。心拍数や、歩数、睡眠時間を日、週、月単位で表示することも可能で、歩数目標などの設定もこのアプリ上から行える。また、時計の表示モードの切り替えもこのアプリから行う。
セールス・オンデマンドが腕時計を取り扱う理由
白物家電をメインに扱っていた同社が、スマートウォッチを扱うのは今回が初めて。
セールス・オンデマンド 代表取締役社長 室崎肇氏は「アイロボットのルンバを始めとして、弊社は白物家電をメインに販売してきた。しかし『セールス・オンデマンド』の名前の通り、メーカーや消費者の間に需要があるのなら、製品カテゴリーにとらわれずに扱っていく」と同社がスマートウォッチを扱う理由を語る。
そうした理由に加えて、「GLAGOM ONE」自体にも魅力があったことも、セールス・オンデマンドの背中を後押ししたと室崎氏。GLAGOMの前身にあたる製品は、日本のクラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」とアメリカの同様のサービス「INDIEGOGO(インディゴーゴー)」でそれぞれおよそ4000万円ほどのファンディングに成功した。腕時計としては異例の額だ。
それを目にしたセールス・オンデマンド社内でも、ウェアラブルデバイス市場について調査したところ、ウェアラブルデバイス自体のニーズは今後も増え続け、その中でもウォッチ型デバイスの需要は伸びると判断した。
実際に社員に使ってもらったところ、高評価で特にビジネスシーンでも違和感がなく、バッテリー持ちがいいという部分が評価された。その後、GLAGOMの前身の製品は、日本での販路がスムーズに開拓できないという課題を抱えていたため、セールス・オンデマンドが販売に名乗りを上げたという。
製品発表では、時計分野で活躍するライターの竹石祐三氏が登壇し、「GLAGOM ONE」の魅力を語った。
竹石氏
「『GLAGOM ONE』は時針と分針の2針とシンプルなデザイン。加えてスマートウォッチ部分のアイコンもシンプルで全体のデザインを壊していないのが良い。また、通常使用時でも30日間と頻繁に充電しなくてすみます」
竹石氏は、アクセサリーとしての側面を持つのが腕時計であり、デザインやつけ心地などはスマートウォッチにも求めたいと期待を語った。