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Google、AIの「倫理的な」利用に向けた取り組みを報告
2019年7月9日 18:12
グーグルは、AI開発の基本方針に関する最新情報を公式ブログで伝えた。AIは同社が近年重点的に取り組んでいる分野のひとつであり、PixelシリーズやGoogle Homeシリーズなどのデバイスのほか、Google フォト、Google レンズなどの各種サービスにもAI技術が多用されている。
グーグルは2018年6月、同社の研究や製品開発における「AIの基本方針」を発表。この方針はAIを倫理的に利用するためのもので、社会にとって有益であること、不公平なバイアスの発生や助長を防ぐこと、安全性確保を念頭におくことなどを基本方針として定めた。
今回の報告では、基本方針の発表から約1年間で行ってきた、理念を実践するための取り組みが紹介されている。2018年9月に機械学習モデルの分析ツール「What-If Tool」を公開し、社内外のAI開発におけるバイアス問題の解決に取り組んだ。
機械学習の公平性について学ぶ研修には数千人の社員が参加。5月には、人間中心のAI製品を開発する方法や意思決定の枠組みをまとめた「People + AI Guidebook」を公開した。