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VRで不安や痛みを和らげる「うららかVR」が特許出願、試験的に提供開始へ

 精神的な不安、慢性疼痛をVRで緩和するサービスが、順天堂大学とパルス株式会社により医療用VRシステムとして特許出願され、試験的に提供が開始される。

 「うららかVR」の名称で提供されるこのサービスは、精神的な不安や、神経を引き抜いた際の損傷や、幻肢痛などをVR映像を見ることで緩和させるもの。入院時の不安緩和や、3ヶ月以上持続する、慢性的な神経障害性疼痛の緩和を目的として開発された。

 モバイル型のVRを使うため、患者に無理な態勢を強いることなく、また病院に限らず一般住宅でも使用可能。試験提供については、個人でもサイト上から申し込むことが可能。貸出期間は30日間。医療関係者向けには、患者の痛みの度合いや、利用状況がリアルタイム集計される管理画面が用意される。