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ドコモから「HUAWEI P30 Pro」、Leicaクアッドカメラとおサイフケータイを搭載

 NTTドコモは、ファーウェイ製のAndroidスマートフォン「HUAWEI P30 Pro HW-02L」を今夏に発売する。価格は8万円代後半となる見込み。

HUAWEI P30 Pro HW-02L

 同端末は、ファーウェイがグローバルで3月に発表した「HUAWEI P」シリーズの最新モデル。日本向けのモデルとしておサイフケータイに対応する。

Leicaを冠するクアッドカメラ、光学5倍のズームレンズを搭載

 前モデルの「HUAWEI P20 Pro」に引き続き、Leicaブランドのカメラを搭載する。P30 Proでは、2000万画素で16mm相当(35mmフィルム換算、以下同)の「超広角カメラ」、4000万画素で27mm相当の「広角カメラ」、800万画素で125mm相当の「光学ズームカメラ」、深度測定用の「ToF(Time of Flight)カメラ」の4つのカメラを背面に搭載する。インカメラは、3200万画素のシングルレンズとなる。

 光学ズームカメラは、潜望鏡のような構造になっており、プリズムによって光を屈折させ、レンズを横に配置することで、光学5倍相当の望遠撮影を可能とした。デジタルズームと合わせることで50倍相当までズームができる。

 広角カメラのセンサーは、一般的なRGGB配列ではなく、RYYB配列とし、約40%多く光を多く取り込めるようになった。また、最高ISO感度は409600となり、高感度性能が向上した。

 また、背景をモノクロにし、人物をカラーで映し出すことで被写体を引きたたせる「AIカラー」機能を搭載する。

 ほかにも背面の広角カメラと光学ズームカメラを同時に使った動画撮影機能「デュアルビュービデオ」を搭載する。同機能は運動会で子どもを撮影するときなどに、子どもに寄った画角と全体の画角を一度に撮影することができ、便利だと紹介されていた。

カメラ
デュアルビュービデオ

指紋認証センサーとスピーカーを内蔵、没入感が高まったディスプレイ

 ディスプレイは、約6.5インチの有機EL。左右が湾曲したデザインで、上部に水滴型のノッチ(切り欠き)を備える。また、画面内に指紋認証センサーとディスプレイを振動して音を出す仕組みの通話用スピーカーが内蔵されている。

ディスプレイ内蔵の指紋認証センサー

 戻る、ホームなどの操作をジェスチャーで行うことが可能。従来のナビゲーションキーを利用した操作に設定で変更することもできる。

ジェスチャーによる操作
従来の操作に変更可能
Huaweiホーム

 前モデルのHUAWEI P20 Pro HW-01Kでは、非対応となっていたBluetoothテザリングに対応し、発売当初選択ができなかった「Huaweiホーム」のドロワー表示にも発売時から対応する。

主な仕様

ブリージングクリスタル
ブラック

 ディスプレイは約6.5インチの有機ELで、HDRに対応する。解像度は1080×2340ドットのフルHD+。チップセットはKirin 980(2.6GHz+1.9GHz+1.8GHz、オクタコア)。メモリー(RAM)は6GBで、ストレージ(ROM)は128GB。外部ストレージとして、ファーウェイ独自のNMカードに対応し、microSDカードには対応しない。

 OSはAndroid 9を搭載。バッテリー容量は4100mAh。Qi規格に準拠したワイヤレス充電に対応する。外部接続端子はUSB Type-C。おサイフケータイとIPX8の防水、IP6Xの防塵に対応する。生体認証は指紋認証と顔認証に対応。通信速度は受信時最大988Mbps、送信時最大75Mbpsとなる。

 大きさは約158×73×8.6mmで、重さは約192g。カラーはブリージングクリスタルとブラックをラインナップする。