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大容量4000mAhバッテリー搭載で一日中使用可能な「Galaxy S10+ SC-04L」6月1日発売

 NTTドコモは、メインカメラに3つのレンズを搭載し、画面内指紋センサーが特徴のサムスン電子製Androidスマートフォン「Galaxy S10+ SC-04L」を6月1日に発売する。ドコモオンラインショップでの一括価格は10万1088円(税込)。

Galaxy S10+ SC-04L

 「Galaxy S10+ SC-04L」は、サムスン電子が2月にグローバルで発表していた「Galaxy S10+」のNTTドコモ向けモデル。従来モデルよりも0.7mmの薄型化、14gの軽量化を実現し、IP68の防水・防塵に対応する。

 「Galaxy S10」「Galaxy S10+」の基本的なスペックは同一となるが、ディスプレイのサイズやバッテリー容量、インカメラのレンズ数などが異なる。ディスプレイのサイズはGalaxy S10が6.1インチ、Galaxy S10+が6.4インチ。インカメラはGalaxy S10が1つ、Galaxy S10+は2つ搭載される。バッテリー容量はGalaxy S10が3300mAh、Galaxy S10+が4000mAh。

Galaxy S10 SC-03Lとの比較

3つのメインカメラと2つのインカメラを搭載

 背面のメインカメラは3つ搭載され、超広角レンズ(1600万画素、画角123度、F2.2)、広角レンズ(1200万画素、画角77度、F1.5/F2.4)、望遠レンズ(1200万画素、画角45度、F2.4)という構成。

 メインカメラのうち、一般的な用途向けの広角レンズ(画角77度)は、従来モデル同様にデュアルアパチャー仕様になっていて、絞りをF1.5とF2.4を光学的に切り替えられる。自動で撮影したときに適切な絞りが自動選択されるほか、プロモードで撮影するときにはユーザーが絞りを選択することもできる。

 インカメラは2つ搭載され、1000万画素、画角80度、F1.9のレンズと、800万画素、画角90度、F2.2のRGB深度カメラという構成。オートフォーカスに対応し、セルフィー時でも背景をぼかす機能を備える。インカメラがデュアル構成なため、シングル構成のGalaxy S10に比べると、画面内のカメラ部分のピンホールが大きくなっている。

 カメラにはAIを搭載し、写真構図のガイド機能のほか、「日の出日の入り」「食べ物」「花」「風景」など30種類のシーン判別機能を備える。撮影時に手ぶれや逆光、被写体の瞬きなどの失敗があっても、撮影直後にアラートを出して再撮影を提案する機能もある。

 4K解像度での動画撮影が可能。手ぶれ補正機能が強化され、激しい動きでもカメラの揺れを抑えた映像が撮影できる。

超音波式ディスプレイ内指紋センサーを搭載

 ディスプレイは新開発のDynamic AMOLEDディスプレイを搭載し、HDR規格「HDR10+」認証を取得している。インカメラ部分に穴を開けたパンチホールディスプレイを採用し、本体前面の画面占有率は91.6%。

 ディスプレイ内部に超音波式の指紋センサーを搭載。従来の光学式と異なり、3Dでの指紋認証が可能となり、認証速度も高速化する。これにより、従来モデルでは本体背面にあった指紋センサーが前面となったため、従来モデルでありがちだった「指紋センサーを指で探っていたらカメラのレンズに指紋がついた」といったことも防ぐことができる。

大容量バッテリーで1日中使用可能、他のデバイスへのワイヤレス給電も対応

 ワイヤレスパワーシェアと呼ばれる他のデバイスへのワイヤレス給電に対応。Qiに対応した他のスマートフォンに加え、「Galaxy Watch」「Galaxy Buds」などの対応したウェアラブルデバイスにも給電することが可能。

 4000mAhの大容量バッテリーを搭載し、1日中使用することができるとしている。「Galaxy S10+」では、ベイパーチャンバー方式の冷却システムを採用し、高い放熱性を実現した。これにより、ゲームなどプロセッサに高負荷のアプリを長時間実行しても、発熱でプロセッサの処理速度が落ちるのを防ぐことができる。

 なお、このベイパーチャンバーは「Galaxy S10」には搭載されていない。従来のGalaxyシリーズやS10にはヒートパイプによる冷却システムが搭載されているが、ベイパーチャンバーは気化熱を利用して高い効率で冷却する。

 サムスン独自のインテリジェント機能「Bixby」を搭載。「イヤホンを接続したときに音楽アプリを立ち上げる」といった自動機能を設定できる「Bixby Routines」という機能を搭載する。ユーザーの行動パターンから最適化し、電力消費を抑えるといったこともできる。

主な仕様

Galaxy S10+ SC-04L(プリズムブラック)

 ディスプレイは6.4インチ、1440×3040ピクセル(WQHD+)、19:9のDynamic AMOLED(有機EL)ディスプレイ。チップセットはQualcommのSnapdragon 855(SDM855)で、2.8GHz駆動のオクタコア。8GBのRAM、128GBのストレージを搭載している。最大512GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 メインカメラは約1600万画素の超広角カメラと約1200万画素の広角カメラ、約1200万画素の望遠カメラ。インカメラは約1000万画素と約800万画素のRGB深度カメラ。

 OSはAndroid 9 Pieで、ユーザーインターフェイスはサムスン製のOne UIとNTTドコモ製のLIVE UXを選択できるほか、かんたんモードも搭載されている。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0をサポート。グローバル版では対応しているWi-Fi 6(IEEE802.11ax)については、発売時点では非対応となる。

 ステレオスピーカーと3.5mmのイヤホンジャックを搭載する。IP68の防水防塵、おサイフケータイ、ワンセグ・フルセグ、ワイヤレス充電に対応している。指紋認証、顔認証をサポートする。外部端子はUSB Type-C。

 通信機能としては、2019年度冬よりNTTドコモが開始する3.4GHz帯のTD-LTEを使うことで、1.7GHz+3.4GHz+3.4GHz+3.5GHz+3.5GHzの5波で最大1576Mbpsの通信に対応する。これはNTTドコモの19年夏モデルでは、Galaxy S10/S10+、Xperia 1、AQUOS R3のみが対応する。3.4GHz帯や5CA自体は以前のモデルからも対応しているが、バンド42の3.4GHzと3.5GHzだけで4波を掴めるのが今夏のモデルの特徴となっている。

 バッテリー容量は4000mAh。大きさは約157.6×74.1×7.8mm。重さは約175g。ボディカラーはプリズムブラック。クリアケースとAKGがチューニングしたイヤホンマイクが付属する。

 なお、「Galaxy S10+ SC-04L」のプリズムホワイトは東京オリンピックモデルとなり、限定のデザインとパッケージ、限定デザインの「Galaxy Buds」が同梱され、「Galaxy S10+ SC-05L Olympic Games Edition」として7月下旬に発売される。

キャンペーン

 「Galaxy S10 SC-03L」「Galaxy S10+ SC-04L」を5月31日までに予約し、6月16日までに購入し、専用応募ページで6月23日までに申し込むと、サムスン純正のワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds(ホワイト)」が応募者全員にプレゼントされる。