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クラウドSIMスマホの新型「jetfon P6/FREETEL P6」発表、MAYA SYSTEM

 MAYA SYSTEMは、SIMカード不要のクラウドSIM技術を採用するスマートフォンの新モデル「P6」を発表した。「jetfon」ブランドおよび「FREETEL」ブランドの両方から発売される。

「jetfon P6」

 「jetfon P6」は5月14日に発売され、公式オンラインショップでの販売価格は1万6800円(税抜)。「FREETEL P6」は5月下旬~6月上旬に発売される予定で、予約受付はすでに開始されている。「FREETEL P6」は事前購入特別価格として、500台限定で1万4800円となる。

 両ブランドから発売される「P6」は、“Priori 6”を表し、Prioriシリーズの後継機種として展開される。

 前モデルの「jetfon」からクラウドSIM技術が進化し、事前のネット環境が不要となり、GlocalMeネットワーク経由での通信プランの購入が可能となった。これにより、日本で通信量を購入していなくても、海外旅行の現地に到着してから通信量の購入ができるようになった。このほか、利用中のネットワークの切り替えが可能となり、周辺の電波状況に合わせて最適な通信会社に切り替えることができるようになる。

料金プランは「jetfon」と同様

 jetfonの基本料は0円で、必要なときに通信量を購入して利用できる。1日300MBの場合、アジアでは380円(非課税)~、欧州・北米・南米・オセアニアでは580円~、アフリカでは680円~。使用量の上限に達したあとは256kbpsで通信できる。日本国内でもアジアの料金で利用できるが、消費税がかかる。中国国内でGoogleやLINEなどが利用できる「中国VPNプラン」も提供されている。

 2カ国以上の周遊プランも用意され、現在提供されている欧州で利用できるプランのほか、アジア地域プランや全世界周遊プランも提供される予定。

主な仕様

 3400mAhの大容量バッテリーを搭載し、連続最大27時間のテザリング、連続最大26時間の通話が可能。Wi-Fiテザリング時の最大同時接続数は5台。

 ディスプレイは5.7インチ、1440×720ピクセル(HD+)のIPS。チップセットはSpreadtrum SC9850Kのクアッドコア(1.3GHz×4)。2GBのRAM、16GBのストレージを搭載する。最大128GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 メインカメラは約800万画素と約200万画素(深度測定用)のデュアルカメラ。インカメラは約500万画素。

 OSはAndroid 8.1 Oreo。無線LANはIEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0 LEをサポート。外部端子はUSB Type-C。指紋認証センサーとイヤホンジャックを搭載する。

 SIMカードスロットはnanoSIM×2枚に対応し、1つはmicroSDとの排他利用となる。対応バンドは、FDD-LTEがBand 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28。TDD-LTEがBand 34/38/39/40/41。W-CDMAがBand 1/2/4/5/8。GSMが850/900/1800/1900MHz。DSDVに対応し、NTTドコモ網、ソフトバンク網のVoLTEに対応する。

 バッテリー容量は3400mAhで、取り外しはできない。大きさは152.9×74.2×8.5mmで、重さは約162g。ボディカラーはブラック、ホワイト、ゴールドの3色。両モデルともブラックが先行発売され、ホワイトとゴールドは初夏発売予定。

キャンペーン

 5月14日~6月13日までに「jetfon P6」を購入すると、2020台限定で30日間、海外データ通信2GBまたは国内データ通信20GBのチャージコードがプレゼントされる。チャージコードの利用開始期限は2020年5月末までとなる。

 また、「FREETEL P6」を「OCN モバイル ONE」のSIMカードとセットで購入すると、本体価格が980円となる事前購入キャンペーンも予定されている。キャンペーンの開始は5月下旬以降を予定している。

jetfon 旅エキスパートプログラム

 海外で活躍するアスリートや旅人を支援する「jetfon 旅エキスパートプログラム」への参加者を5月下旬より募集開始予定。詳細は未定だが、jetfonのPRとして、海外での通信費用をMAYA SYSTEMが負担する。