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ウェアラブルセンサーで選手のデータも中継、KDDIが実験

 KDDI、KDDI総合研究所は、ジュピターテレコム(J:COM)が開催する「第1回タグラグビードリームマッチ2019」において、選手データのリアルタイム配信やAIコーチングなど、「スポーツ×通信」の取り組みを披露する。

 タグラグビーとは、相手の腰についたタグを取ることでタックルの代わりとするラグビー競技。身体的接触をなくしたルールで、初心者や年少者でも安全に楽しめる。同大会では、国内トップレベルのチームから一般募集の小学生チームまでが参加し、年齢やレベルに関係なく対戦して交流を深められる。3月24日に秩父宮ラグビー場で開催予定。

 KDDIとKDDI総合研究所は、選手が安心して楽しめるアマチュアスポーツの環境づくりを目指し、IoT技術を活用した実証実験を同大会で行う。

 ウェアラブルセンサー「Knows」を選手が着用し、心拍数や運動強度などを瞬時に測定。コーチや医療関係者がアドバイスする際の参考とする。また、分析情報を試合映像と合わせて配信し、選手のコンディションをリアルタイムで知りながら観戦する新しいスポーツ体験ができる。

 また、コーチが直接指導できない環境でも、カメラ映像に画像解析技術を適用することでプレー内容やフォームを認識し、遠隔で適切な指導が受けられる「AIコーチング」技術もブース出展する。