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梱包資材の用意が不要に、メルカリと日本郵便が実証実験

 メルカリと日本郵便は、フリマアプリ「メルカリ」で売れた商品をそのまま郵便局に持っていくだけで発送できる、梱包コーナー「つつメルすぽっと」の実証実験を開始した。

 両社は2017年6月から、メルカリ利用者向けの「ゆうゆうメルカリ便」の提供を開始。伝票を記入することなく郵便局やローソンから発送できるサービスで、匿名配送にも対応、計算しやすい一定料金で利便性を高めた。

 メルカリ内のアンケートでは、出品をしたことがないユーザーにその理由を問うと、「梱包・発送作業が大変そうだから」という回答が多かったという。今回の試みでは、ゆうゆうメルカリ便のサービスからさらに一歩踏み込み、商品の梱包にかかる負担を軽減する。

 利用の流れとしては、出品する際の配送方法に「ゆうゆうメルカリ便」を選択し、取引成立後、商品を梱包せずに郵便局に持ち込む。ゆうパケット用の梱包資材を無料で利用でき、その場で梱包して「ゆうプリタッチ」から印刷される伝票を貼るだけで発送できる。

 「つつメルすぽっと」の実証実験は、立川郵便局、光が丘郵便局、八千代郵便局、国立郵便局、美浜郵便局で実施される。各郵便局の梱包資材がなくなり次第終了する予定。今後、実証実験の結果を踏まえて展開地域の拡大を検討する。