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プロジェクションマッピングで注意喚起、渋谷ハロウィンで実証実験

 渋谷未来デザインとNTTドコモは、プロジェクションマッピングを活用した注意喚起や情報提供の実証実験を共同で実施した。

 同実験は、10月31日に渋谷駅前で行われた。近年、渋谷駅周辺ではハロウィン当日や数日前から多くの人が集まり、安全確保が課題となっている。両社は、商業施設「渋谷109」の壁面を活用して、注意喚起などの各種情報を投影。駅前周辺の混雑や事故を防止するための情報伝達に取り組んだ。

 通常はプロジェクションマッピングを行うには機材の設置や調整など多くの準備を必要とするが、ドコモが保有する「5Gプロジェクションカー」を活用。車載設備によって投影するため即座に展開でき、事前に場所の確保ができない場面で威力を発揮する。

 今回の実証実験では事前に制作された映像の投影にとどまったが、将来的には同設備と5Gを組み合わせて、リアルタイムに高画質映像のプロジェクションマッピングを行うことも計画。2020年に向けて、屋外でのパブリックビューイングなどへの応用を検討している。