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総務省主導の5G実験がスタート

 総務省は、5G(第5世代の携帯電話向け通信規格)の実現に向け、2018年度に実施する総合実証実験の内容を発表した。

 5Gでは、超高速大容量、超低遅延、超多数接続という特徴がある。2017年度に続き行われる今回の実験群でも、そうした特徴の実現に向けて、都市部や郊外の屋外、あるいは屋内環境で、さまざまな企業・学術機関がテストに挑む。

 実験が行われる地域もさまざまんで、たとえば京都府や福島県会津若松市などでは、平均速度が2~4Gbpsという通信速度の実現に向けて、NTTドコモなどが実験を行う。

 ソフトバンクや先進モビリティは、山口県宇部市や静岡県の新東名高速道路で、トラックの隊列走行や遠隔監視・遠隔操作について実験する。一方、KDDIは大阪府茨木市や広島県尾道市などで、複数の建設機械を協調しながら遠隔操作したり、ドローンからの映像伝送などを行ったりする。これらは超低遅延に関する実験となる。