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日本通信、米国での5G提供に向けた実験局免許をアイルランドで取得

 日本通信は、5G時代のMVNO事業の構築のため、アイルランドで、米国で使用する無線周波数と同一の周波数のTD-LTE方式の実験局免許を取得した。

 同社は、日本と米国でMVNOサービスを提供している。米国では、3.5GHz帯の150MHzの帯域をCBRS(市民ブロードバンド無線サービス)として、周波数免許不要で利用可能になることが2015年に決定している。年内には利用できる見込みとなっていることからCBRSを利用した事業展開を行うため、米国で利用される3.5GHzのうち65MHzの実験局免許を取得した。

 2017年10月には、日本で提供を予定しているTD-LTE方式による実験を行うため、同じくアイルランドにて1.9GHzの実験局免許を取得している。現在は日本とアイルランドで実験を進めている。

 同社は、現在進めているアイルランドの実験を踏まえ、日本や米国などの5G時代のMVNO事業モデルを構築していく。