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日本通信、免許不要の周波数帯を使うLTE対応小型基地局の認定を取得

認定を取得した小型LTE基地局

 日本通信は、周波数免許が不要なLTE向けの小型基地局に関し、電波法および電気通信事業法に定められた認定の取得を完了したと発表した。

 今回、同社が取得した認定は1.9GHz帯を用いるもの。これまで、通信業界では、免許不要の周波数帯を用いるLTEとして「LTE-U(LTE Unlicensed)」といった技術の策定、開発が進められてきたが、こちらは2.4GHz帯や5GHz帯といった低出力であれば免許不要で利用できる周波数帯を使って、携帯電話向けのLTE方式で通信する技術で、日本通信が用いるものと周波数が異なる。日本通信では、2017年10月に中国の基地局メーカーBaicells Technologiesと提携して準備を進めてきた。こうした基地局の認定取得は、日本通信が初めてという。

 同社のサービスはMVNO事業者や法人向けに提供される予定で、今後は運用実験を経て商用サービスの開始を目指す。

【お詫びと訂正 2018/5/7 21:57】
 記事初出時、2.4GHz帯や5GHz帯を用いるLTE Unlicensed方式を採用すると記述しておりましたが、誤りです。正しくは1.9GHz帯を利用するとのことで、これにあわせ、いくつかの記述を修正いたしました。お詫びして訂正いたします。