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2018年1月~3月の国内VR/ARデバイス出荷数は6万2000台、IDCが調査
2018年7月10日 17:17
IDC Japanは、2018年第1四半期(1月~3月)のVR/ARデバイスの出荷数を公開。あわせて、2022年までのAR/VR市場の成長予測も発表した。
世界での出荷台数は、VR/ARデバイスを合わせて124万台で、前年の同時期と比べ30.5%の減少となった。「Gear VR」や「Daydream View」のようなスクリーンレスタイプのVRヘッドセットをスマートフォンの購入者に配布するケースが減ったことが背景にあるとIDCは分析した。
一方で、ビジネス向けのAR/VR市場の動きが活発化していることや、「Oculus Go」のように比較的安価なスタンドアロンタイプのVRヘッドセットが登場し始めていることを挙げ、今後は市場全体が成長軌道に戻ると同社は予測している。
国内の出荷台数は、VRデバイスが6万台、ARデバイスが1900台。AR市場の伸びは厳しい状態が続いているが、VRでは世界全体の流れとは異なりスクリーンレス型も一定の出荷数を維持したことから、前年比161.8%と好調な結果を残した。
IDCによる2022年までの市場規模予測では、世界でのVR/ARデバイス出荷数は、2022年には6000万台を超え、国内でも100万台を超えるとの予測。内訳としては、世界全体では2022年のARデバイス比率が40.5%に達する一方、国内では11%に留まり、VRビジネスの拡大の流れが続くとの見方が示された。