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モバイルバッテリーのレンタルサービス、お台場で実証実験を開始

東京電力エナジーパートナーがゆりかもめ沿線を中心に展開

 東京電力エナジーパートナーは、ゆりかもめと共同で、モバイルバッテリーのレンタルサービス「充レン」の実証実験を開始した。

レンタルスタンド
専用モバイルバッテリー

 充レンは、駅や商業施設などに設置されたレンタルスタンドで充電済みのモバイルバッテリーを借りられるサービス。料金は1台300円(税別、以下同)。レンタル当日から翌日24時までは基本料金のみで借りられ、3日目以降は24時間ごとに300円の追加料金が発生する。4日目の24時を過ぎても返却されなかった場合は、購入扱いとなり3000円の代金がかかる。

 レンタルスタンドは、最大30台のモバイルバッテリーを設置できる無人設備で、貸し出しや返却の手続きはすべて、スタンドに搭載されたタッチパネルを使ってセルフサービスで行う。

 モバイルバッテリーを借りる際は、利用したい充電端子の種類を選び、メールアドレスとクレジットカードの登録を行うと、スタンドの側面に並んだモバイルバッテリーを1つ取り出せる。返却時は、画面上で返却の操作を行い、空いているスペースにモバイルバッテリーを挿入すると返却完了となる。

 実証実験はお台場エリアで行われ、ゆりかもめとりんかい線の一部の駅と、沿線の商業施設などにレンタルスタンドを設置する。サービス開始時点での設置場所は、新橋駅、汐留駅、お台場海浜公園駅、台場駅、テレコムセンター駅、青海駅、国際展示場正門駅、東京テレポート駅、日本テレビ、カレッタ汐留、アクアシティお台場、デックス東京ビーチ、グランドニッコー東京、フジテレビ、ダイバーシティ東京プラザ、東京ビッグサイトの16カ所。借りた場所とは別のスタンドに返却することもできる。

 貸し出されるモバイルバッテリーはケーブル一体型で、充電したい機器に合わせて、microUSB/USB Type-C/Lightningの3種類の端子形状が選べる。容量は4200mAhで、再充電のためのmicro USB端子を備える。