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タブレット出荷数はキャリアモデルの失速が続く、国内2018年第1四半期
2018年6月21日 17:37
IDC Japanは、2018年第1四半期(1~3月)の国内のタブレット端末の出荷数を調査し、結果を明らかにした。
2018年第1四半期のタブレット市場の出荷数は、前年同期比3.1%減の216万台。出荷数をセグメント別にみると、コンシューマ向けのタブレットは前年同期比4.2%減の166万台、法人向けは1.0%増の50万台だった。
コンシューマー向けのタブレット市場は、メーカーがキャリア向けに出荷する回線付きモデルが市場を牽引してきたものの、前四半期と同じく、在庫調整やメーカー絞り込みなどでマイナス成長が継続し、回線付きモデルの出荷は前年同期比11.9%減だった。一方、Wi-Fiモデルは、iPadの新製品に支えられる形で前年同期比12.0%増だった。
法人向けのタブレット市場は、Windowsを中心に金融関連企業での買い替え、学校向けの出荷が底支えする一方、一般企業ではポータブルPCやスマートフォンの利用が多く、需要は低迷している。
メーカー別出荷数は、1位から順にアップル、ファーウェイ、NECレノボ、LG、マイクロソフト。アップルはキャリア向け、Wi-Fiモデルで台数を増加させた。ファーウェイは量販店で伸びたものの、主軸のキャリア向けがマイナス成長だった。