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3キャリアのユーザーが検討する格安SIMはY!mobile、楽天、UQ

「大手で安心できる」

 MMDLaboは、MMD研究所の調査として、大手3キャリアのスマートフォンを所有し、格安SIMの利用を検討しているユーザーを対象に、検討内容や理由を調査し、結果を明らかにした。

 調査は5月28日~31日の間に実施された。大手3キャリアのスマートフォンを所有し、2019年4月までの1年以内に格安SIMの利用を検討しているユーザー、男女1077人が対象になった。

 格安SIMを検討している3キャリアのユーザーに、その利用開始時期を聞くと、58.8%が「2018年以内」と回答した。時期は未定で1年以内としたユーザーは28.7%だった。

 格安SIMを検討している理由(複数回答)で最も多かったのは、「現在支払っている携帯の月額料金が高いと思ったから」で、75.1%だった。次いで「2年縛り(自動更新)があるから」が31.8%、「格安SIMでも大手で安心できると思ったから」が24.9%、「周りに使っている人が増えたから」が19.8%と続いた。

 格安SIMとして検討しているサービス(最大3つまで選択)は、「Y!mobile」が55.7%で最も多く、「楽天モバイル」が50.7%、「UQ mobile」が42.2%だった。

 ユーザーが現在使っているキャリア別にみると、格安SIMを検討するNTTドコモのユーザーで最も支持されていたのは「楽天モバイル」で、53.7%。次いで「Y!mobile」が49.6%、「UQ mobile」が33.8%だった。

 auユーザーは「UQ mobile」(50.3%)、「Y!mobile」(49.7%)と2サービスがほぼ同じで、「楽天モバイル」も46.2%だった。ソフトバンクのユーザーは「Y!mobile」(68.2%)「楽天モバイル」(52.3%)、「UQ mobile」(42.3%)と、順位が明確に別れた。どのキャリアのユーザーでも4位はmineoだった。

 自由回答形式で理由を聞くと、「Y!mobile」に対しては「ソフトバンク回線を乗り換えでお得感がある」、「楽天モバイル」には「楽天スーパーポイントがたまるから」、「UQ mobile」には「auの携帯電話をそのまま活用できるから」と、それぞれのサービスの特徴が反映された回答になった。

 格安SIMで使うスマートフォンを聞くと、最も多かったのは「元々所有していたスマートフォン端末を使う予定」で28.7%だった。「今使っているスマートフォンをSIMロック解除して使う予定」は21.3%、「格安SIMとセットで端末を購入する予定」が14%、「中古で端末を購入する予定」は2%、「まだ決めていない」は15.7%だった。