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GLIDiC、1万円切りの完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-5000」
ハイレゾ・リケーブル対応のハイエンドモデル「SE-9000HR」も
2017年11月15日 16:49
ソフトバンク コマース&サービス(ソフトバンク C&S)は、オーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」シリーズの新製品となる完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-5000」とハイレゾ対応リケーブルイヤホン「SE-9000HR」を12月1日に発売する。
「Sound Air TW-5000」は、両耳の再生部が独立した完全ワイヤレス型のBluetoothイヤホンで、価格は9864円(税込、以下同)。「SE-9000HR」は、リケーブルに対応するハイレゾ対応の有線イヤホン。価格は1万9800円。
1万円切りの完全ワイヤレス「Sound Air TW-5000」
完全ワイヤレスイヤホンの市場は、高価格・高性能な製品と低価格で機能を絞った製品に2分されているが、「Sound Air TW-5000」はその中間を目指したという。低価格帯の製品の不満を解消し、高価格帯のモデルに準じた使い勝手の良さを実現しながらも、1万円を切る価格を実現した。
電源連動機能を搭載し、付属の充電ケースから取り出すとイヤホンの電源が自動でオンになり、しまうとオフになる。購入当初は、箱から出すとそのままペアリングモードになり、初期設定の不便さを解消した。
装着時に耳に馴染むよう、曲線で構成したデザインを採用。左右のイヤホンにそれぞれ1つずつボタンを搭載し、再生、停止、受話、ボリュームのオン・オフ、Siri/Google アシスタントの起動といった操作を利用できる。マイクは携帯電話でも使われているMEMS(高感度小型マイク)を搭載し、通話音質の向上を図った。
Bluetooth 4.2をサポートし、対応コーデックはSBCとAAC。左右のイヤホン間の接続もBluetoothを使用する。Bluetoothにおいても携帯電話の技術を応用し、樹脂の中にアンテナを埋め込む形状を採用することで、接続性能を高めている。
ダイナミック型の6mm径のドライバーを搭載。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。インピーダンスは16Ωで、音圧感度は104プラスマイナス3dB/mW。連続使用時間はイヤホン単体で3時間、バッテリーケースを併用して約10時間となる。バッテリーケースはmicroUSBケーブルで充電する。大きさは約25×17×23mm、重さは約5g。4サイズのイヤーピースが付属する。
なお、同製品はオーディオ・ビジュアル・アワードの「VGP 2018」のBluetooth完全ワイヤレスイヤホン(1万円未満)部門にて、「金賞」と「コスパ賞」を受賞している。
リケーブル対応のハイエンドモデル「SE-9000HR」
「SE-9000HR」は、GLIDiCブランドの最上位モデルとなる有線イヤホン。ハイレゾ音源の再生をサポートする。ケーブルはMMCX端子を採用し、断線時の交換(リケーブル)に対応した。
シリーズ初のデュアルドライバーモデルで、10mm径の中低域用ドライバーに加え、高音域用ツイーターを搭載。2つのドライバーを同軸上に配置する設計により、音の位相差を最小限にとどめつつ、広い音域で再生できるとしている。
ケーブルは特注品の4芯独立ケーブルを採用。音楽再生用の4芯とは別に、スマートフォンのマイク・リモコン信号を送信するための信号線を別に用意し、音質低下を防ぎつつスマートフォンでの利用に対応した。ケーブル長は他社製品で一般的に採用されている長さより10cm短い1.1mとなっている。これは、スマートフォンでの利用シーンを想定し、ポケットに入れた際などの取り回しの良い長さを検証した結果という。
再生周波数帯域は5Hz~45kHz。インピーダンスは17.5Ωで、音圧感度は106dB/mW。重さは約22.5g。4サイズのシリコンイヤーピースのほかに、Comply製のウレタンイヤーピースが付属する。同製品は「VGP 2018」のインナーイヤー型ヘッドホン(1.5万円以上3万円未満)部門で受賞している。