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ファーウェイ「Mate 10」「Mate 10 Pro」発表、AIを端末に搭載した“インテリジェントフォン”
「Mate 10 Pro」は日本市場に投入予定
2017年10月16日 21:55
ファーウェイは、ドイツ・ミュンヘンにおいて、Androidスマートフォンの最新モデル「Mate 10」「Mate 10 Pro」を発表した。
発表された価格は、Mate 10が699ユーロ(約9万2300円)、Mate 10 Proが799ユーロ(約10万5500円)。発売時期はどちらも11月。
なお、Mate 10 Proは最初の展開地域に日本が含まれている。
「Mate 10」「Mate 10 Pro」は、先端技術を搭載しビジネスユーザーをターゲットとするMateシリーズの最新モデル。これまでも海外のイベントなどで度々紹介されてきたように、クラウド側ではなく端末側でAIの処理を行える、ファーウェイ独自のチップセット「Kirin 970」を搭載するのが最大の特徴。ファーウェイは、スマートフォン(ローカルデバイス)へのAIの搭載を同社の戦略として打ち出しており、「Mate 10」はその第1弾に位置付けられることになる。
端末側にAIが搭載・処理されることで、従来であればクラウド上で解析していた複雑な処理を、端末側だけで完結して行える。たとえばカメラのシーンモードを選ぶ場合、AIで状況を解析し、自動的に最適なモードを選択できるようになる。
このほかにも端末上のさまざまな機能に対し、AIの解析能力が活用される。また、単純なチップセットとしての処理能力も大幅に向上させている。
ディスプレイはMate 10 Proが6インチ、2160×1080ドット(18:9)の有機EL。Mate 10は5.9インチ、2560×1440ドット(16:9)、RGBWでHDR対応の液晶ディスプレイ。引き続きライカとの協業によるダブルレンズカメラを搭載する。バッテリーはどちらも4000mAh。
通信性能は、Mate 10 Proでは4×4 MIMO、256QAM、3CC CAのサポートで下り最大1.2Gbps(Cat.18)をサポート。Mate 10 ProとMate 10のどちらも、デュアルSIMスロットの両方がVoLTEに対応する。
防水性能も実現しており、Mate 10 ProはIP67、Mate 10はIP53相当となる。
大きさはMate 10 Proが154.2×74.5×7.9mm、Mate 10が150.5×77.8×8.2mm。
前モデル同様に、「PORSCHE DESIGN」と協業した特別モデルもラインナップされる。