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LINEアプリにSNOWっぽいカメラ機能、LIVE機能も搭載へ
次の5年は「どこでも使える」「動画化」「AI」にフォーカス
2017年6月15日 15:25
LINEは、今後5年間のビジョンとして、ネットとリアルの両方でLINEのサービスが活躍する「Everything Connected」、さまざまなサービスで動画を採り入れる「Everything Videolized」、AIを活用していく「Everywhere AI」という3つのビジョンを発表した。
3つのビジョンにあわせた機能拡充も発表されている。これまでLINEアプリとは別のアプリとして提供されてきたカメラやLIVEがLINE本体でも使えるようになる。NEWSタブは「PORTAL」タブへ、一番右にある「MOREタブ」と呼ばれてきた場所は「WALLET」に生まれ変わる。
LINEのカメラ機能が拡充
日本や台湾、タイ、インドネシアを中心に広く普及するLINEでは、スマートポータル構想に基づき、さまざまな機能を追加してきた。しかしそれでも、LINEの中心にある価値は「コミュニケーション」とのことで、今回、LINEのカメラ機能が強化されることになった。
新たなカメラ機能では、同じくLINEやグループ企業が手がけるB612、SNOWといったアプリと似たようなARエフェクト機能が追加され、顔認識を使って表情にエフェクトを重ねるような仕組みが採り入れられる。またセルフタイマーなども導入され、トークがより盛り上がるような仕組みを目指す。
撮影した写真を複数枚選んで、BGMを付けて楽しめるスライドショー機能も搭載される。
またユーザーが選んだ特定のトークグループだけにLINE LIVEのようなライブストリーミングを配信しつつ、同じトークにいる他のユーザーはチャットを楽しめる「チャットライブ」や、誕生日パーティの企画などに活用でき、リマインドメッセージの送信や出欠管理ができるイベント機能、チャット内でのゲーム機能も追加される予定だ。
NEWSタブがPORTALタブに
トークやタイムラインといったタブに加えて、今年から導入されていたNEWSタブが、年内にも「PORTAL」タブに生まれ変わる。天気予報や公共交通の運行情報、LINEマンガ、LINE MUSICなどのコンテンツが配信される。生活に必要な情報がこのPORTALタブで一気に手に入る形を目指す。
同社内で「MOREタブ」と呼ばれていた、一番右にあるタブは「WALLET」タブへリニューアルされる。LINE PAYや、店舗から配信されるクーポンなどを一元管理できる場所になる。