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エプソンの登山・トレイルラン向けGPS腕時計に新デザイン、スマホ連携も強化

MZ-500シリーズのラインナップを拡充

 エプソンは、登山やトレイルラン向けのGPS腕時計「WristableGPS for Trek」に、新デザインを採用した「MZ-500MS」「MZ-500L」「MZ-500Y」の3モデルを追加し、9月23日に発売する。価格はオープン価格で、同社直販サイトでの価格は、「MZ-500MS」が6万2800円(税抜、以下同)、「MZ-500L」「MZ-500Y」が4万9800円。

「MZ-500MS」

 新モデルはいずれも、デザイン面で、ファッションやアウトドアウェアとのコーディネート、普段使いなどを意識したモデルとして開発された。「MZ-500MS」はシリーズ初として風防にサファイアガラスを採用し、内側をミラー仕上げ、前面をヘアライン仕上げとしたベゼルで高級感を高めた。

 「MZ-500L」はベゼルの外周をオレンジに、「MZ-500Y」はケースとベルトをイエローにし、アクティブな印象を高めている。

 機能面では従来モデルを継承。「センサー・フュージョン・テクノロジー」として搭載するGPS、気温、標高、気圧、方位を融合させた高度な計測精度により、平面・標高のナビゲーション、GPS毎秒測位で約46時間という長時間稼働、約67g(サファイアガラス採用の「MZ-500MS」は約72g)という軽量なボディなどの特徴を備える。

「MZ-500L」
「MZ-500Y」

「ヤマレコ」連携機能が強化

 新モデルではさらに、ヤマレコ社が提供するコミュニティとアプリ「ヤマレコ」との連携機能が強化される。従来モデルの「MZ-500B」「MZ-500S」でも、9月23日から配信される最新ファームウェアで対応する。

 連携機能の強化により、「ヤマレコ」で作成したトレッキング計画を、パソコンまたはスマートフォンアプリ経由で、「WristableGPS for Trek」に取り込めるようになった。「WristableGPS for Trek」で計測したルートログはヤマレコの山行記録に自動アップロードが可能になり、ヤマレコ上で3D地図に置き換えて閲覧できる。

 また、グループのリーダーが作成したトレッキング計画は、メール、QRコード、SNSなどで簡単に共有できるようになった。急な計画変更の際にも、その場で最新の計画を共有しやすくなった。

 今回の新モデルの発売を記念し、MZ-500シリーズを購入したユーザーは「ヤマレコ」のプレミアムプランの初年度年会費が無料になるキャンペーンが実施される。また、スキルアップイベントやレンタルサービスも実施される。

計画の作成
計画の取り込み

主な仕様

 10気圧防水で、GPSセンサー、地磁気センサー、加速度センサー、温度センサー、気圧センサーを搭載する。駆動時間はGPS高精度モード(毎秒測位)で約46時間、GPS長時間モード(間欠測位)で110時間、時計表示のみで30日間。動作温度は-20℃~60℃。スマートフォンとはBluetooth 4.0で接続する。

 「MZ-500MS」「MZ-500L」「MZ-500Y」の大きさは直径が47mm、厚さは17.6mm。重さは「MZ-500MS」が約72g、「MZ-500L」「MZ-500Y」が約67g。