【WIRELESS JAPAN 2011】
「モバイルプロジェクト・アワード2011」表彰式


受賞者のみなさん

 「WIRELESS JAPAN 2011」の会場で25日、「モバイルプロジェクト・アワード2011」の表彰式が開催された。モバイルハードウェア部門など計5部門で優秀賞に選ばれた9団体に賞状やトロフィーが贈られた。

 「モバイルプロジェクト・アワード2011」は、モバイル関連の優秀な製品やサービスを表彰する取り組みで、今年10回目を迎えた。主催はMCFモバイルプロジェクト・アワード審査委員会および一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム。審査は、本誌をはじめとしたモバイル関連メディアの関係者やITジャーナリストらが行った。なお、受賞作品の発表は5月13日付ですでに行われている。

 モバイルハードウェア部門で優秀賞に選出された「Japan Oriented スマートフォン Android au 『IS03』」の表彰では、開発者を代表してKDDIの上月勝博氏(プロダクト企画本部 パーソナルプロダクト企画部 課長)が挨拶。シャープの開発者をはじめ、社内外から多くの協力を得たことに感謝を表明するとともに「auはスマートフォンで出遅れたと言われてしまったが、我々なりに頑張って開発し、緊急地震速報に対応した初めてのスマートフォンとして送り出せた。コールセンターを通じて福島のお客様からもフィードバックを頂戴でき、大変良かったと思っている」と、開発の舞台裏にも触れた。

 モバイルコンテンツ部門の優秀賞に選ばれた「チャリ走」(iPhoneアプリ)の開発者である星野裕太氏(株式会社LIRENEO SOFT 代表取締役社長)は「2007年に個人制作したアプリが、スパイシーソフトの協力を得ながらこのような賞を受賞するに至って大変嬉しい。スマートフォンのハードウェアは今後も進化していくだろうが、一方でコンテンツの面白さには普遍性があると思うので、今度もそれを追求していきたい」と喜びを語った。

 なお、今回の「MCF社会貢献賞」については、東日本大震災からの復興に向けて尽力するすべての関係者に授与したいという願いから、特定の団体や個人の選出を見送っている。


受賞プロジェクトの関係者が多数登壇各審査委員から賞状やトロフィーが贈られた



(森田 秀一)

2011/5/26 10:56