【Mobile World Congress 2011】
ACCESS、Android向けのテレビ通話ソリューションを展示


ACCESSのブース

 ACCESSのブースでは、Mobile World Congressの直前にアナウンスされた最新のAndroidアプリが紹介されているほか、新しい製品として、Android向けのテレビ電話ソリューションを紹介している。

 「NetFront VideoTalk」と紹介されているこのソリューションは、同社とOKI ACCESSテクノロジーズが端末メーカーやキャリアに向けて提案するもの。無線LANやLTEといった通信環境では、VGA、15fpsの表示エリアで双方向のテレビ電話として利用でき、従来の3G環境でもフレームレートを落とすこと利用できるという。インカメラを装備したAndroid端末を想定しており、動画にはMPEG4、H.264が採用されている。

「NetFront VideoTalk」のデモ

 Androidアプリではまた、Evernoteとの連携が可能になった「NetFront Life」シリーズのアプリや、2月下旬提供予定のDLNAクライアント・サーバーアプリなどもデモを交えて紹介されている。

NetFront Life BrowserDLNA対応のNetFront Life Connect

 ブースではこのほか、ACCESSがイスラエルの画像処理ソフトウェア会社Human-Monitoringと提携したことから、新しい画像技術「hipix」のデモが行われている。hipixは、H.264をベースにした画像圧縮規格で、JPEGと比較して大幅にサイズを小さくできる。特徴的な機能として、動画、音声、テキスト情報などを埋め込める機能が用意されており、コミックの吹出しに読み上げ機能をもたせたり、写真にテキストのメモを加えたりといったデモで利用イメージを紹介している。今後は、ACCESSのソフトウェアでhipixを扱えるようにするといった連携が図られるという。

hipixとjpegの比較コミックを利用したデモ。小さなアイコンをタップすると音声が再生されたり、URLに飛べたりする
何も無いところを長押しするとテキストや音声などを追加できるこちらはブラジル版ワンセグの受信に対応したアプリのデモ

 



(太田 亮三)

2011/2/18 10:50